カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

いざ、引っ越し!!

2010-05-18 23:07:47 | 帰国までのあれこれ
とうとうこの日がやって来ました。
今日はいよいよお引っ越しです。

日本の家の許容量を鑑み、持って帰る荷物は極力減らそうと、前日まで四苦八苦しました。
業者の方に「普通より荷物少ないですね~」なんて言われて、いい気になってたんですが、
台所とか戸棚の中とか洗面台の下とか、
「どこにこんなに仕舞ってあったんだ?」ってくらい、荷物が出て来る出て来る・・・

「勿体無い」と思う心を鬼にして、ガンガン捨てても、なかなか片付かない。
一時はどうなることかと思いましたよ。

そして迎えた、引越当日の朝。
お天気は、あいにくの小雨模様となりました。
トラックへの積み込み作業が始まるまでに止んでくれることを願いつつ、“その時”を待ちます。

朝9時半、引越業者のトラックが到着しました。
スタッフは4人。全員日本人で、かなりホッとしました。
(↑こういう時はやはり、言葉が通じるっていうのは重要ですから)
来て早々に、作業をスタートします。

手順としては、まず、スタッフ全員で荷物の箱詰め作業から。
ウチは事前に段ボール箱をもらっていなかったので、先に航空便用の箱3個を作ってもらい、
そこに航空便で送る荷物を運び込みました。
“重量60kg”と聞いてたけど、結局段ボール箱3個が一杯になったら、それで航空便は終了。
意外に入りませんでした。ガッカリ

残りは全部船便ですので、片っ端から箱詰めしていってもらいます。
パッキングは業者スタッフの方にお任せなんで、楽といえば楽なんですが、
手荷物にしなきゃいけないものを間違って箱詰めされたら大変だし、
捨てていくはずのものをパッキングされちゃったら、日本で処理に困るので、
“お任せ”とはいえ、作業してる様子はなんだかんだで気をつけて見てなきゃいけない。
業者さんも我々も真剣そのもの。
冗談言ってり雑談してる余裕も無く、まさに修羅場って感じでした。

それに、大型の廃棄物は最後に業者さんに処分をお願いできますが、
荷物を出した後に出て来る細かいガラクタは、我々がまとめてせっせとゴミ捨て場に運ぶ。
ウチの部屋は3階なもんで、ゴミ捨て場と部屋を何度も往復してると、ホントにいい運動。。。
(ってか、疲れた・・・

それでも、お昼までにはおおかたの物の箱詰めが済みました。
ランチ休憩をしっかり1時間とって、午後1時から作業を再開。
残りのパッキングを進めつつ、荷詰めが終わった箱から、順次トラックに積み込み始めます。
この頃には雨はあがり、晴れ間が見えるようになりました。
よかった~

搬出が始まると我々はもう手出しすることもなく、邪魔にならないよう部屋の隅で見てるだけ。
合間に、引越関係の委任状やら何やらのペーパーワークを済ませたり、
ホテルに持っていく手荷物のパッキングをしたりして、作業を見守ります。

この辺りになると、先が見えてきたこともあって、スタッフともちょっと雑談したりして、なんとなく和気藹々としてきました。
みんな感じのいい人達で、作業も手早いながらも丁寧で、安心して見ていられたな~

そんなこんなで、午後3時前には全ての荷物のトラックへの積み込みを完了しました。
予定より1時間以上、早く終わった計算です。
始めた時にはどうなることかと思ったけど、結果的には順調そのもので、
「仕分けもよくできてましたよ♪」と言われたぞっと。
スタッフの人達にチップを渡し(←日系企業とはいえここはアメリカ)、トラックを見送る。
お疲れさまでした!!

業者さんと入れ替わりで、駐妻友達が訪ねて来ました。
使いかけの食材とか日用品なんかで「不要品だけど捨てるのはちょっと・・・」ってものを
引き取りに来てくれたんです。
日本には持って帰れなくても、ここで誰かの役に立ってくれれば何よりというものです。
駐在同士でお互い様とはいえ、わざわざ重たい荷物を取りに来てくれて、本当にありがとう!

こうして、部屋の中のものは全て、自分達の手荷物のみになりました。
でも、引越はこれで終わりじゃない。
荷物の搬出が終わったら、次にウォークスルーWalk Throughてのがあるんです。
居住中に室内に汚れや傷などを作っていないか、アパートの管理人がチェックするというもの。
極端な瑕疵があった場合には、補修費用がデポジットから差し引かれるという仕組みです。

約束していた時間を大幅に過ぎて(←アメリカだから)担当者が来訪。
チェックシートを見ながら、室内を確認します。
この辺りのアパートはたいてい白壁で、台所のガス台も白、戸棚なんかも全て白木に白い扉。
当然、生活する中で、多少の汚れは付いてしまいます。
それをどのくらい減点されるか心配してたんですが、結果は「目立った汚れは無いね!」
「床のカーペットにもシミは無い。キミ達はGood Residentsだよ!」ですって。
案外、ゆるいチェックでした

この管理会社は、居住者が変わる度、壁を塗り直し、カーペットを洗浄もしくは交換するので、
通常の清掃で落ちると思われる程度の汚れなら“Clean”という評価になるようです。
最終的にデポジットから幾ら差し引かれるかは分かりませんが、
この分だと、そうそう大幅減にはならないんじゃないかな。(希望的観測?)

これで引越に伴う作業は終了です。
ガラ~ンとなった部屋と見ていると、「ここで3年ちょっと(ダンナは4年)という時間を過ごしたんだなぁ。。。」と、神妙な気持ちになってきました。

お世話になりました!

最後の景色を目に焼き付けて。。。

リーシングオフィスに行き、部屋とガレージの鍵を返して、退去の書類にサインをして、
これでホントにお終い。

なんだかんだで、ホテルに入って、持ち込んだ荷物を片付けて、
ようやく落ち着けた時には、午後6時を過ぎてました。
やっぱり引越って、疲れるわ。。。

しかしながら、これで帰国に向けての最大の山場を越えました。
大仕事をやり遂げた達成感で、今夜はよく眠れそうです。


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