カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

戸籍の無い国

2007-04-24 17:47:22 | 赴任に関するあれこれ
アメリカには日本で言うところの戸籍がありません。
代わりに、社会保障庁Social Security Administration(SSA)が発行するソーシャルセキュリティーナンバーSocial Security Number(略してSSN)が個人の判別に使用されます。

これは日本の年金番号にあたり、一度取得するとその人に一生ついてまわるというもの。
銀行口座の開設、運転免許の取得、家を借りたり仕事に就くなど、アメリカにおける日常生活の重要な場面のほとんどで、この番号の申告を求められます。

shimaushiも渡米して真っ先に、ダンナに連れられて申請に行きました。
働く予定はないけど、運転免許とらなきゃいけないですもん

厳密に言えば、SSNがなくても運転免許はとれるんですが、
SSNを取得する予定なのであれば取得後に免許を取った方が手続きが楽なんですって。
(非就労者の場合は、SSNが交付できない旨の証明書をSSAに発行してもらいます。)

持参するものはパスポート、ビザ、I-94、それに戸籍謄本(婚姻証明書の代わり?)
申請書類はSSAにあります。(SSAのホームページからダウンロードもできますが、向こうでかなり待たされるので、SSAに行ってから書いても大丈夫)

申請書類を提出し、簡単な質疑応答。
ビザの申請の時もそうでしたが、本人確認のために結婚前の旧姓とか母親の名前とかを聞かれます。戸籍の無い国ならでは、ですかね。
受付完了後、普通は遅くとも4週間ほどでカードが届くらしいのですが、日本人の場合は戸籍などの翻訳に時間がかかるので「5週間くらい待て」と言われました。
漢字の国は、こういうとき不利です。

で、大人しく待つこと6週間・・・さすがに遅くないか?

ってことで、今日は経過を確認しに行って来ました。
実はダンナが一度「カードは後でいいからSSNだけ教えてほしい」って電話してくれたんですが、
「電話じゃ教えられない、オフィスに行け」と突っぱねられたんですね。
9.11以来、アメリカではいろいろ厳しくなってます。
Social Security Adiministraton(SSA)

26051 Acero RD,
Misson Viejo,CA92691

受付書類に名前や受付番号が記載されているので、それを見せて
「えっと~、これ待ってるんですけど~」
すると何やらパソコン上で調べてくれました。その結果は、
「貴女の場合、翻訳が必要なので普通より時間がかかるんだけど、確かに遅すぎるから、翻訳の担当部署に確認する。明日か明後日には分かるので、そしたら来週にはカードを送ります。」
ですって。
来週って・・・そば屋の出前ですかぁ?“今お店を出たとこです~”なんてね

でもダンナ曰く、「聞きに行ったからこそ確認してくれるんだ。放っといたらいつになることやら」
そ、そういうもんですか。さすが自己責任の国

ともあれ来週SSNが来たら、今度は運転免許取得大作戦が始まります。


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