カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

“美しい”ビーチへ

2008-06-07 10:25:38 | お出かけ
今年は冬が長かった気がするロサンゼルスですが、最近になってようやく
カリフォルニアっぽい青空が見られるようになりました。

天気が好いと出かけたくなる我ら光合成夫婦(笑)
Irvineに住んでいると、車で小1時間も走れば、どっかしらのビーチに行けるので、
ついつい足が海に向かいます。

今日はHermosa&Redondo Beachに行ってみました。
LAカウンティの南、いわゆるサウスベイといわれる辺りです。
日本では殆ど、いや全く知られて無いでしょうね。観光客より地元の人に愛されるビーチです。
ガイドブックにもろくに紹介されてません。ネットの口コミ情報だけが頼りです。

まず最初に向かったのはレドンドビーチエリアにあるレストランChez Melange
フレンチのお店で“Weekend Brunchがお奨め”だとか。(←ネット情報)
住所の番地を頼りにお店を探すと、、、ありました。なんとホテルの中に。
正に知る人ぞ知るって感じです。
右上はつきだし(?)
オーダーもしない内に出てきた。

左下はCorned Beef Hash
おいしいけどちょっと飽きる味?

右下はEggs Wolferman
↑これ、最高に美味しかった~
トロトロ卵とカニの相性抜群!
明るい店内は小洒落た雰囲気で、ウエイターさんたちの応対もちょっと気取っててスマート。
勝手な想像ですが、ホテルの宿泊客というより地元の人が利用している感じがしました。

Chez Melange
1716 Pacific Coast Hwy. ,Redondo Beach, CA 90277
(Located in the Palos Verdes Inn )
TEL:(310)540-1222
ホームページ→こちらをどうぞ

お腹がいっぱいになったら海に向かいましょう。PCHを北上し、Hermosa Beachへ。
Pier AV.で左折したら、道路脇のパーキングメーターに車を停め、
なだらかな坂をビーチに降りていくと、濃紺の海と白い砂浜が見えてきます。
ハモサHermosaとはスペイン語で「美しい」という意味だそうですが、
確かに小さいながらとても綺麗なビーチです。
レストランやショップはHermosa AV.沿いにあって、オーシャンフロントはのんびり散策向き。


Redondo Beachはハモサの南に位置していますが、
大きなヨットハーバーがあって、雰囲気が全く違っています。砂浜は幅が狭く、海が近い感じ。
南端にあるキングハーバーピアKing Harbor Pierがビーチの中心で、
桟橋の上はちょっとしたビレッジになっていて、シーフードレストランやショップが並んでます。
ちょっとサンフランシスコのピア39を思い出しました。

更にCatalina AV.を南下すると、おしゃれなブティックやレストランが並んでいるエリアに出ます。
このあたりはリビエラビレッジといって、閑静なリゾート地といった趣があります。

せっかく来たついでに、高級住宅地パロスベルデスを見学して帰ることにしました。
Palos Verdes DR.を南下、海沿いに丘陵を登り始めると程なく、豪邸が見えてきます。
道路沿いに立ち並ぶ豪邸豪邸豪邸。。。ビバリーヒルズより凄いかもしれない。
一体ここに何人住んでるんだ?ホントに個人の住宅なの?と言いたくなるような豪邸ばかりです。
家の門の中に車寄せがあるなんて、ここかホテルか?!って

ここパロスベルデス半島の住宅だと、最低でも300万ドルは下らないと聞きましたが、
この海沿いの豪邸だと、一体お幾らなんでしょう?想像もつきません。。。
こんな景色を
自宅の窓から眺められるのも
お金持ちならでは。。。

アメリカは住み分けがきっちりしていて、高級住宅地と中流、下層地域がはっきり分かれてる。
日本のように、大きなお屋敷の隣にアパートが建ってるなんてことは、まず無いの。
住んでいるエリア自体が住人のステータスを表しているのです。
アメリカ人は日本人のように土地に対する思い入れとか定住志向はない。
成功して経済レベルが上がると、徐々に広い家に、そして高級住宅地に移り住むんですね。
それを目指して日々頑張る、というわけです。
嗚呼これぞアメリカンドリーム