故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.662 「雲蝶の郷 内田邸」のお話。

2015年10月24日 | 日記

「西福寺・開山堂」で“越後のミケランジェロ”と呼ばれた彫刻家・石川雲蝶のスケールの大きな芸術作品に感動した後、道路を挟んだ1軒の民家が目に入った。丁度、中年の男性が手馴れた手つきで柿の皮を剥き“干し柿づくり”をしていた。玄関の看板には黒い墨で「雲蝶の郷 内田邸」と書かれてあった。

 

石川雲蝶の魅力に魅せられた「地元有志の会」がこの民家を運営しているという。この周辺で採れた野菜・果物・魚沼産コシヒカリなどを販売していた。私達は有志の会事務局の佐藤さんから魚沼産コシヒカリの“おにぎり”“ナス漬け”“栗”“サツマイモのツルの漬物”などを無料で頂戴した。

 

佐藤さんは民家の中心にある囲炉裏に私達を招き入れ、美味しいコーヒーを出してくれた。この地方“魚沼”と“石川雲蝶”の出会いを紙芝居風に説明していただいた。佐藤さんはいつしか「語り部」としての口調に変化していった。私はこの地で苦労を重ねた石川雲蝶の生活の一端を垣間見ることができた。

 

当初の予定になかった「雲蝶の郷 内田邸」の訪問であったが、佐藤さんの心のこもった手づくりガイドで、楽しい充実した時間を過ごすことができた。ボランティアの佐藤さんに感謝申し上げたい。

 

男性が手馴れた手つきで柿の皮を剥き、「干し柿」づくりをしていた。

魚沼産コシヒカリの“おにぎり”“ナス漬け”“サツマイモのツルの漬物”などを無料で頂戴した。

“サツマイモのツルの漬物”などを無料で頂戴した。

佐藤さんは「語り部」としての口調に変わっていった。

 

 



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