摩周湖を見学した後、車窓から日本百名山の「斜里岳」や、知床八景のひとつである「オシンコシンの滝」を眺めながら世界自然遺産に登録された≪知床≫の「知床五湖展望台」へと向かった。
バスの駐車場から高さが2mほどに設置された「高架木道」を歩いて展望台に行くコースを散策した。観光客の体力などにより、それぞれ木道上に設置された3つの展望台を選び、各自、そこから引き返すことになった。
私は一番奥の「湖畔展望台」まで、往復1.6㎞を40分かけて歩くことにした。“ヒグマ”の生息地とあって「高架木道」の脇には高圧電線が張られていた。ガイドさんから“ヒグマ”からの被害を防止するため、絶対に「食べ物」を持って見学しないようにとの厳しい注意があった。
木道から見る知床岳・羅臼岳などの「知床連山」の山頂付近は小麦粉を撒いたような美しい雪に覆われていた。“ヒグマ”は見ることができなかったが、雄大な山々の初冬の景色に感動した観光客も多かった。
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