故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.410 「講演会」のお話。

2015年02月14日 | 日記

昨日、私は新潟市中央区新光町にある新潟県商工会館の大会議室で開催された「講演会」に参加してきた。会場には商工業者や会社関係の方々など約100名の聴衆が集まっていた。講師は元在中華人民共和国特命全権大使をされた宮本雄二先生で、演題は「今後の日中交流について」というタイムリーなお話であった。

 

宮本先生は「講演会」の冒頭『今日の私の話は(1)外交辞令の言葉はない。(2)本音で、皆さんのお役に立つという観点でお話する。』と切り出された。そして会場に配布された“レジメ”により「中国は落ち着いてきた」「日中関係の現状」「中国とどう付き合うか」「地方同士の交流も新しい時代に入った」について持論を展開された。

 

安倍首相の靖国神社参拝問題、尖閣諸島国有化の問題から習近平国家主席の改革の手法、アメリカ政府の動向まで話題は広範囲に及んだ。『中国が何をしなければならないか、黒龍江省など各省が何をしなければならないのかは文書に書いてある。日本人はそこをもっと勉強しなければならない。』と指摘された。

 

さらに『日本人は日本に来ている中国人留学生を大事にする。そして留学生をビジネス感覚に優れた人材に育成し、活用していくことも大切である。』さらに質疑応答の中では『日本人はできるだけ中国の若者との交流を進めて欲しい。』と宮本先生は力説された。示唆に富んだお話を聞くことができた。

 

 

 

 

 

 



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