私はこれまで“大連”には何回となく来ているが「横山寺」を訪れるのは初めてであった。このお寺は漢時代に開山した修行寺である。戦火で荒廃したため、2004年の秋に再興されたという。
境内は広く、建築物は手入れが行き届いているのか、10年以上経過した今も最近完成したような錯覚を覚えた。「山門殿」「元通宝殿」「天王殿」「蔵経楼法堂」の4つの主殿と「鐘楼」「鼓楼」など8つの副殿からなっているスケールの大きなお寺である。
30度を超える暑さの中、石畳の上を歩いて参拝していると汗が滴り落ちてきた。本堂では黄色の袈裟を身に着けた10数名のお坊さんが信者と一緒にお経をあげていた。名物の精進料理のような「福寿麺」が美味しいというので注文した。
テーブルに運ばれてきたのはインスタントラーメンのカップに野菜とキクラゲと油揚げが入った“うどん”であった。期待していたが、10元(日本円で約160円)では仕方がないのかもしれない。
インスタントラーメンのカップに入った“うどん”。
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