故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.641 「浚渫船」のお話。

2015年10月03日 | 日記

「憂鬱(ゆううつ)」など私にとって「書いてみなさい」と言われても、なかなか正確に書けそうもない漢字は沢山ある。先日、書けそうで書けない「浚渫(しゅんせつ)」という漢字を電子辞書で調べてみた。≪海底、河床などの土砂を、水深を深くするために掘削すること。≫≪水底の泥をさらって深くすること。≫と説明されていた。

 

この日、私は佐渡汽船の客船が接岸する信濃川河口付近でこの浚渫作業を行っていた「浚渫船」を見ることができた。この周辺は河口港の宿命である上流から土砂が流れ込み、水深が浅くなってくる場所である。「浚渫船」にある大型クレーンには「新潟西港の機能維持のため、浚渫作業を行っています」と書かれた横断幕が貼られていた。

 

川底に堆積された土砂を取り除き、「おけさ丸」のような長さ134.7m、5.862㌧もある大型フェリーなどの航行の安全を確保するため、毎年80万㎥以上もの浚渫を行っているという。「浚渫船」は人間の高さの4~5倍ほどもある巨大ショベルで川の水と一緒に川底から土砂を豪快にすくい上げ、隣りにある「台船」に移す作業を繰り返していた。

 

この「浚渫船」は新潟市の貿易・交通・経済活動などを側面から支えている重要な業務を受け持っているのだ。

 

 

人間(右)の大きさと比べてみてください。

「新潟西港の機能維持のため、浚渫作業を行っています」と書かれた横断幕が貼られていた。

「にいがたの未来はみなとから変わる」という看板も見られた。

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿