故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.595 「大草原の散歩」のお話。

2015年08月18日 | 日記

私にとって「内モンゴル自治区」で期待していた観光スポットのひとつが「大草原の散歩」であった。散歩の前に「灯塔」という石が積まれた丘の頂上へと向かった。「灯塔」とは大草原にある「灯台」で、草原の“守り神”でもある。そこには人々の願いが込められた多くの赤い布が風になびいていた。

 

ここに積まれた石はこれまで人が踏んだことのない石だけを集めたもので、この周囲を時計回りに3周してから祈願すると、その願いが叶うという。私も時計回りに3周し「旅の安全」をお願いした。次に丘を下り、大きなテントが張られた「資料館」へ向かった。中に入るとこの地方の遊牧民族が生活に使用していた道具などが展示されていた。

 

「資料館」見学後、いよいよ「大草原の散歩」を楽しむことになった。草原はやや緩い下り坂となっていたが、4人の中高年男性は昼食で飲んだビールの影響もなく、軽快な足取りで蛇行している川岸までの散歩を楽しんだ。私は草原の中に咲く白、紫、黄色などの可憐な花をカメラに収めた。

 

観光客のために「馬」「ラクダ」「3輪バイク」などに乗ってこの草原を散策するコースも用意されていた。この川の名前は「莫日格勤河」といい“天下第一曲水”と言われ、天下に例を見ないほどの曲がりくねった川となっているという。川岸に立ち、かなり急流となって左右に蛇行している川を見ることができた。

 

 草原の守り神の前で記念写真を撮る。

大きなテントが張られた「資料館」の内部。

「大草原の散歩」を楽しむことになった。

草原の中にある結婚式場。

「馬」「ラクダ」「3輪バイク」などに乗ってこの草原を散策するコースもある。

新潟市内でも見ることができる「ハマナス」の花が咲いていた。