故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.338 「晩秋の夕日」のお話。

2014年12月04日 | 日記

先日、午後4時半頃、私は久しぶりに新潟県庁の最上階の18階にある「展望回廊」を訪れた。ここは私が中国の友人や教え子達が新潟市に来られた時、いつも案内する場所のひとつとなっている。西の方向に傾きかけた太陽がこれから日本海へ沈み込もうとしている時であった。

 

新潟県庁のすぐ脇を流れている《 367Km 》という日本一の長さを誇る「信濃川」では小舟が出て、遡上する《鮭》を捕獲している光景が目に入ってきた。18階の「展望回廊」は地上67mの位置にあり、ここから「信濃川」を眺めると小舟が小さくなって見える。ここは新潟市内の景色を360度、眺めることができる観光スポットにもなっている。

 

私は10分ほどで「展望回廊」を一周した。「信濃川」「関屋分水」「日本海」と水の都である“新潟”を実感できる場所となっており、遠くには「弥彦山」や「角田山」も見ることができる。この山の右手側に太陽がゆっくりと日本海の水平線へと沈んでいき、やがてなくなってしまった。

 

私と同じようにカメラを片手に持ち、この「展望回廊」から日本海へ沈む夕日の見学に来られた数組の人に出会った。晩秋の夕暮れは早く、夕日が沈むと急に空が暗くなった。

 

「展望回廊」から見た西の方向。

「弥彦山」と「角田山」の右手側に太陽がゆっくりと日本海へ沈んでいった。

「信濃川」では小舟が出て、遡上する《鮭》を捕獲している光景が目に入ってきた。

 「展望回廊」から見た南の方向。

新潟駅に到着する新幹線の列車が見える。

「展望回廊」から見た北の方向。

「展望回廊」から見た東の方向。月も見えた。