故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.362 「塩引鮭」のお話。

2014年12月28日 | 日記

正月が近づいてくると市場で買い物をする人が増えてくる。我が家から徒歩で5分ほどのところに市民の台所となっている「本町市場」がある。そこには地元でとれた新鮮な野菜、果物、魚介類、花などが販売されている。12月下旬ともなると正月料理には欠かせない「塩引鮭」が店頭に並べられる。

 

この日も5軒の店頭には「塩引鮭」が一斉にぶら下がっていた。「塩引鮭」の説明看板には「自家製 寒風天日干し」とか「《本造り鮭》は厳選した北海道産の良質な秋鮭(雄)をじっくりと塩漬け(5日間)をして、更に塩出し(24時間)をした後に低温でじっくりと熟成して干しあげました」などと書かれていた。

 

鮭1匹当たりの価格は5.000円~9.500円で販売されていた。中にはそれよりも安く1匹3.100円の値札が付いていたものや、逆に10.000円を超える高級品も見られた。最高額の18.000円の鮭には購入者の名前が書かれた《売約済》のラベルが貼られていた。

 

この「塩引鮭」は我が家にも郷土料理の「のっぺい」や「塩焼き」、そして「煮物」などの“具”として食卓を飾ることになっている。

 

18.000円の鮭には売約済のラベルが貼られていた。

中には10.000円を超える高級品も見られた。

安いもので1匹、3.100円というものもあった。