序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

劇団芝居屋第24回公演「チェンジ」舞台写真&ストーリー4

2012-11-10 20:22:20 | 日記・エッセイ・コラム

4月11日(水)

001
 

光江 「四月十一日、水曜日。今日はいよいよホタムイ地区の出張診療所に初出勤。医院の方で大学病院とは違う開業医の苦労が判って来ただけに、ちょっと緊張気味。ホタムイは地区は幼い頃父によく連れて行かれた場所だけど、はっきりは覚えていない。民さんの話では診察には25人程の人が来るらしいがどんな人たちが診療にくるんだろう。・・・それに行き帰りが船だって・・・船、苦手なんだよな」<o:p></o:p>

 

光江を迎えるホタムイは、各地によくある高齢化率の高い過疎地帯であった。

しかし近年都会に出ていた若者達が立て続けにUターン帰省して来ていた。

024
初めて出張診療所に出勤する光江を迎えに地区担当の横川靖とホタムイの地区委員をやってる高槻昇平、子どもの頃の光江を知る田所禎子がやってくる。

023ホタムイの人間にとって光江の父親は父ちゃん先生と慕われており、その代理の光江は来て当たり前の存在と思われていた。

022
船酔いを我慢しながらようやくホタムイについた光江は、早速年寄り達の手前勝手な世間話の洗礼を受ける。

その頃出張診療所のある公民館ではホタムイの若者020達は、これからのホタムイを熱く語っていた。ご多分に漏れずここホタムイでも、変化を求める若者と現状を維持しようとする年寄りたちの対立はあった。

 

竜也 「とにかくよ、年寄り連中は、試しでいい

からやってみるべえって言っても、頭から昔か

らのやり方でいいって聞く耳持たねえんだか

ら」

<o:p>

017_3

</o:p>

 

さてどんな始まりになるのか、果たして光江は・・・

続く。

撮影者 鏡田伸幸


最新の画像もっと見る

コメントを投稿