ハチャメチャな青年期から憔悴と諦観の中年期を経て、54歳にしてやっと劇団芝居屋へたどり着いて創造の時間を手に入れた。
ふと我に返って歩んだ道を振り返ると、劇団芝居屋を創立してから16年の時が経っていた。
その間、役者稼業という不安定の生活を支えてくれたのは妻であった。
お陰で今は二人の子の恵まれ、孫までいる。
死線を彷徨う病にもあったが、今はそれも乗り越えいたって健康である。
そして古希を迎えた。
御年70歳。
どう考えても残された時間は少ない。
私はふと考えた、幸いな事に腰の痛みを堪えながら若者とテニスをする元気もある、ここからの老い衰えて行く自分を記録していくのも一興ではないかと。
まだ鮮明なイメージはないが、これから徐々に自分の体から失われていくであろうものを書き留めておこうと思い、この老衰日記を記することにした。
だからといって負の側面だけではないのだ、これは私がこれからも行っていくであろう創造活動に大いに貢献する筈である。
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