序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

小屋入り

2024-03-01 00:49:30 | 演出家


この小屋は今を去る22年前に我が劇団芝居屋が旗揚げ公演をした劇場です。
青雲の志を持ちこの小劇場から出発したわけですが、志の稚拙さに気づき迷走の22年です。
でもね、今回は自信があります。
ようやく迷走を脱却し、明快な結論を提供できるという自信を持つ作品ができました。
1時間30分決して退屈させない自信あり。
それにしても22年前からここの劇場は何一つ変わっていません。
こんな事ってあるんでしょうか。
周りは今も新造、新築のオンパレードなのです、ここの外景は22年前のままです。

開催劇団の舞台写真が飾られた階段を下がっていくとそこがスタジオあくとれです。
漆黒に塗られた壁は汚れが目立たないための配慮でしょう。
確かにその目論見は成功しています。

更に下って行くと劇場が現れます。
初演の頃はこの小屋でも大きく感じたものです。
でも今はね・・・

更に深部に行くと鏡前が忽然と現れます。
これがちょっと背徳感を感じさせる造りになってましてね。
ああ、七十年代って感じです。
まあ、分かる人には分かるって感じですかね。
 
という訳でこの劇場での小屋入りも終え、建て込み、照明音響の仕込みも終え場当たり終わりで本日は終了。


帰りに小屋入り当日に22年間欠かしたことのない焼き鳥「安兵衛」で一杯。
ああ、長い一日でした。
明日は公開ゲネと初日の二公演。
頑張ります。





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