序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

老衰日記その3

2017-02-04 20:16:19 | 日記・エッセイ・コラム


風邪もようやく本復し、台本の進みもそれなりに良いのだが、腰がいけない。

本日は劇団芝居屋の団員でも、優秀なトレーナーとして働いている田中君に治療をして貰う。

いつもとは立場が逆転し、向こうが先生様である。

治療の結果随分と楽になったが、沢山のダメ出しも貰った。

長年の癖の弊害というものを指摘された。

若い頃から強化の文字に囚われていた私には、しなやかという身体への意識が欠けていたようだ。

その弊害が70年の月日果てに具現化してきたのである。

今の私に必要なものはストレッチという文字に尽きる。

治療後、すっかり楽になった身体を実感した。

彼の治療は古いタイプの骨の鳴る音大きさで腕の善し悪しを判断するそれではない。

関節の微細な部分を優しく解きほぐしてゆく方法で、何となく頼りなさを感じるが効果は抜群であった。

一回の治療で全快とは行かないが、彼から教わったストレッチを続けようと思う。

しかし、70年かけてこうなった身体がどうなるか・・・。

まあ、やってみましょう。


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