漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

尺貫法 :長さ-尺

2010-07-11 15:55:00 | ◆準1級:読み(音読み)

10-4 10-3 10-2 10-1 100 101
                     
       
                               
        100 x6尺 x10間 x36町

尺=30.3㎝
間=1.818m
町=109.09m
里=3.9273km


 昭和34年に尺貫法が廃止され、”メートル法”により世界が統一されました。

わたしの祖父や父の世代ではまだ日常で尺貫法の方の割合が多かったように思います。祖父などは「6尺を超える大男」ということを普段よく言ってました。父は農家なので田圃の面積はha(ヘクタール)ではなく「畝せ」「反たん」「町ちょう」を使うに決まっています。そんな家庭に育ったわたしも広さの凡その感覚を尺貫法で身に着けていたのは必然だったのでしょう。学校で習うha(ヘクタール)では逆に見当がつきません(苦笑)

 でも尺貫法が廃止になったからといってその時代の書物・名文学で使っている尺貫法の単位についてはそのまま後世に残ることになります。わたし達だって書けないのは仕方ないけれど、読めて感覚を知っておくのは日本人としての教養だと思います。折りしも今秋に採用されるであろう新常用漢字において使用頻度が低いという理由で「勺しゃく」「匁もんめ」が常用漢字から削除されるのは時代の流れとして止むを得ないことなのでしょう。


 そういえば、「百貫デブ」という言葉も最近聞かなくなりました。







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