書けそうで書けない。:脊
で少し触れましたが、
二 二 (ピョンピヨン) ※以下ピョンピヨン
を使っている準1級漢字を抜き出してみた。
コウ
さわ、さつき
皐 九皐、皐月
【解字】象形文字。白い頭骨と四足の獣の、死体の象形から、しろくかがやくの意味を表す。転じて、水面のしろくかがやく、さわ・沼の意味を表す。
セキ
せ、せい
脊 脊椎、脊髄、脊梁
【解字】会意文字。傘※+月(肉)。傘は、積み重なっているせぼねの象形。肉を付し、せぼねの意を表す。※傘に似た字。
サイ、セイ
かた(い)、するど(い)
犀 犀利、金木犀
【解字】会意文字。牛+尾。
皐の ピョンピヨン = 四足の獣の死体(骨の状態)
脊の ピョンピヨン = 積み重なっている背骨
犀の ピョンピヨン = 毛のついた尻尾
この ピョンピヨン は、常用漢字には現れなかった文字。馴染みがないはずである。
「皐月賞」、「脊髄」で普段目にしてるはずですが、細部についてはわからない。
そう、いざ書こうと思ってもペンが止まってしまう。
犀に至ってはほとんど初見のようなもの。
恥ずかしいけれど、やっぱり
皐 = 「白の下にピョンピヨンして、その下に十を書くの」
と説明するのが一番伝わるような気がする。