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葷酒 山門に入るを許さず。
クン
くさ(い)、なまぐさ
葷
【解字】形声。艸+軍。音符の軍クンは、薫に通じ、臭いがたちこめるの意味。くさい菜の意味を表す。
- からい菜。または臭い菜。にんにく・にら・ねぎなどの類。
- なまぐさ。生臭いもの。肉食。
【意 味】生臭いものを食べ、酒気を帯びた者は、寺の境内に入ってはならないということ。
禅宗の寺門などにある戒壇石という石碑に刻まれている文句。「葷」はニラ、ネギ、ニンニクなどの野菜や肉類。禅寺の山門脇の戒壇石などに「不許葷酒入山門(葷酒、山門に入るを許さず)」と刻まれている。 葷酒は、心を乱し修行の妨げになるので、寺の門内に持ち込むことは許さない。
わたしもよく寺院を訪れているんですが、戒壇石に気付いたことはありませんでした。
ここで思い出されるのが、「生臭坊主」ですよね。
”肉食をする僧。戒律を守らない層。不品行の僧。世間僧。”
おそらく語源は、上記の 「不許葷酒入山門」からきていると思う。
修行に酒はもちろんいけないと思うが、韮・葱・大蒜って寒いときに体力をつける野菜だと思っていました。
特にお寺での冬の厳しい修行にはそういった栄養のあるものを摂って風邪に負けないようにしないといけないのではないかな。
あっ、そうか。
修行僧は「精」をつけちゃいけないよね。
欲は煩悩です。