漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

”ひとみさん”が訛ったわけではありません。:蔀

2010-01-04 20:54:20 | ◆準1級:見たことも聞いたことも
 
 ・上様には 蔀(しとみごしに拝謁した。




ホウ・ブ
しとみ・おお(い)




  1. 平安時代から住宅や社寺建築において使われた、格子を取り付けた板戸。上部に蝶番(ちょうつがい)をつけ、外または内側に水平に釣り上げて開ける。しとみど。
  2. 和船の舷側に立てて波しぶきや日光などを防ぐ板。平常は取り外しておく。しとみいた。
  3. 築城で、城外から見え透くところを覆う、戸の類。
  4. 町屋の前面にはめ込む横戸。2枚または3枚からなり、左右の柱の溝にはめる。昼は外しておく。しとみど。
<大辞泉より>



これも今まで生きていて初めてお目にかかる漢字です。
読み方が「しとみ」でも、じゃあ「しとみ」って何?という疑問が。
漢字を覚えるには、”どんな物”か”どんな意味”があるのか解らなければ覚えられないというのが私の持論。

今、この字を読めるのは、宮大工・船大工か漢検受検者だけではなかろうか。








 ↓ご存知でしたか。






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 播種期を迎えて忙しい。



【答:はしゅ】



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2 コメント

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文学少女 (S@toshi)
2010-01-05 21:27:48
おそらく中高生の頃、枕草子に出会われたのでしょうか。「御格子=蔀戸」とう言葉も「枕草子」のくだりも初めて聞きました。なるほど、清少納言は自分の知識をひけらかし、他の女房達を出し抜いてまでも中宮定子さまにいいところを見せたかったのですね。しかもその出来事を自分が書き上げるところがすごい。清少納言に対するイメージが少し変わったかな。笑
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御格子 (うろ覚え)
2010-01-05 17:38:00
何十年も前の朧な記憶が蘇りました。枕草子です。中宮定子が「香炉峰の雪いかならむ」と問うと、知ったかぶりで生意気な清少納言が白居易の漢詩、香炉峰雪撥簾看。。になぞらえて蔀戸の御簾を上げて見せるくだりです。
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