「それはね、電気菓子とおなじだよ。そら、ぐるぐるまはつてゐるだらう。ザラメがみんな、ふわふわのお菓子になるねえ、だから火がよく燃えればいゝんだよ。
「ああ。」
「ぢや、さよなら。」
「さよなら。」
三人の雪童子は、九疋の雪狼をつれて、西の方へ帰つて行きました。
菓子とおなじ・・・仮死。
火がよく燃える・・・化(教え導く・形、性質を変えて別のものになる)の念。
カシオペーアの三つとも。とも。・・・仮死をペーア(peer/じっと見る)。三は三(数)なのか、Sun(太陽)か、星は法師とも。
三人の雪童子は、九疋の雪狼をつれて・・・最初に現れた時は二疋の雪狼、うしろから雪童子(三人とは書いてない)→狼どもも→(三人の雪童子は九疋の雪狼をつれた)になっている。数は複数入り乱れてということか、数に意味を被せているのか。
雪婆んごが(月)の化身だとすると、三人の雪童子は(太陽)の化身かもしれない。九疋の雪狼は(救済の大神)。
現世と来世(冥府)の領域(死境)の攻防。等しく死(ひゆう・非有)へ運ぶものと、赤い(シャクと読んで、釈/意味を解き明かす)舌(言葉)を吐く教え導くもの。
三人の雪童子は『水仙月の四日』に現れるあの世への迎合、三尊(阿弥陀仏・観音菩薩・勢至観音)を暗示しているかもしれない。
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