続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

賢治『春と修羅』9.

2022-01-17 06:23:00 | 宮沢賢治

 草地の黄金をすぎてくるもの
 ことなくひとのかたちのもの
 けらをまとひおれを見るその農夫
 ほんたうにおれが見えるのか
 まばゆい気圏の海のそこに
 (かなしみは青々ふかく)
 ZYPRESSEN しずかにゆすれ
 鳥はまた青ぞらを截る
 (まことのことばはここになく
  修羅のなみだはつちにふる)

☆総て二つの講(話)を混(一緒に)兼ねている。
 納(受け入れる)二つが現れる。
 兼ねた皆(すべて)の章(文章)は、照(あまねく光が当たる=平等)を帳(書きつけたもの)である。
 照(あまねく光が当たる=平等)を説(主張する)衆等(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに/みんなのおのおののなかのすべてですから)である。


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