続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

Ⅱ-1-4「所有・雰囲気・振動ー森のはずれ」のための模型No.9②

2019-11-21 07:42:19 | 美術ノート

 直方体、中の空洞は空のようである、大地(地上)が空を内包している。
 相の変換。樹や建造物(自然と人工)と空間との対峙。

 見えるもの(存在と呼ばれるもの)が見えないもの(不在と思われているもの)を被っている、互に犯し合っている関係である。

 この関係は常に等しく、常に太陽の熱エネルギーにより振動(風)を起している。
 大気の循環があっての地球と宙の関係である。

 見えるものと見えないものとの、その間の接点とも言うべき《振動》、揺らぎが存在を秘かに支えている。


 写真は『若林奮 飛葉と振動』展・図録より 神奈川県立近代美術館


『忘れえぬ人々』38.

2019-11-21 06:50:57 | 国木田独歩

二人の話しぶりは極めて卒直であるものの今宵初めてこの宿舎で出会って、何かの口緒から、二口三口襖越しの話があって、余りの淋しさに六番の客から押しかけて来て、名(詞の~)


☆普く図りごとの和(調子を合わせる)。
 語句を卒(率いる)自記は、魂の照(あまねく光が当たる=平等)の書である。
 宿(前世)の赦(罪や過ちを許すこと)を推しはかる。
 業(前世からの悪行の報い)を化(教え導く)講(話)である。
 諸(もろもろ)の字の考えや散(バラバラ)の考えに応じることを閲(調べ)和(調子を合わせる)。
 世の倫(人の行うべき道)を録(書き記し)判(可否を定める)規約である。
 往(人が死ぬ・その後)の鬼(死者・亡霊)の冥(死後の世界)である。


『城』3307。

2019-11-21 06:31:31 | カフカ覚書

さらにまた、さすがの彼もあらゆる試みを放棄してしまった場合も、一度か二度あった。しかし、Kは、この場合でも、これが見せかけだけの放棄であるか、すくなくとも正当な理由があって些事を投げたのであろうと信じて疑わなかった。


☆計画を試みたが、すべての計画を放棄したことも一度か二度あった。しかしながら、この時も、少なくとも外見上の整理に基づき放棄したのだと信じていた。