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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

理に負けない。

2012-04-07 06:36:51 | 日常
 子供のころは早く大人になって自由になりたいと考えていたけれど、一日は長く、焦りばかりでつんのめりそうな日常だったように思う。


 時はるかに過ぎて・・・まさか、わたしが《お婆さん》になるなんて!

 そう、老年期を迎えるに到った今日では、一日も遅く不自由になりたいと思っている。物質である身体は少しづつ劣化し、不自由は容赦なくわたしの日常を襲う。
 メンテナンス・・・修復は簡単ではない。

 ゆっくり・・・のろのろ歩いている老人、ゆっくり、のろのろとしか歩けないからそうしているに過ぎないのだということに老の身になって初めて(ああ、そうだったのか)と気付く。
 簡単だと思ったラジオ体操でさえ(ピョンピョンはねるのは止めておこう)などという戸惑いがある。
 

 笑止。

 不可逆を生きている。それを承知して細かいメンテナンス、ケアーに努めることが日常の課題。元気に闊歩している老人、あの人たちはそれぞれ達人であり、優等生である。敬意を払い、見習う眼差しで接している。
《今からでも遅くない》と、言い聞かせ、焦りばかりでつんのめりそうな(?)情熱を持って自分を活性化させたい。

『風の又三郎』282。

2012-04-07 06:29:00 | 宮沢賢治
 耕助は愕いて口をあいて上を見ましたら、いつか木の上に又三郎がのぼってゐて、なんだか少しわらひながらじぶんも袖ぐちで顔をふいてゐたのです。

☆恒星の楽(心が和む)光は常に現われている。
 輝く常なる幽(死者の世界)の太陽の象(すがた)。
 衆(人々)の信仰(顔/face→faith/信仰)である。

『城』784。

2012-04-07 06:19:27 | カフカ覚書
あなたは、たしかにフリーダのことをいつも心配なさっているのでしょう。そして、わたしがフリーダの眼のとどくところから完全にすがたを消してしまえば、あなたの気持ちとしては、もっけの幸いということになるはずです。

 眼のとどくところ/Gesichtskreis・・・Gesicht/幻影。
 ein→Ahn/先祖。
 もっけの幸い/Gluk・・・運命。

☆あなたは、たしかにフリーダ(平和、自由)のことをいつもしんぱいなさっているのでしょう。そして、わたしがフリーダ(平和、自由)の幻影を全く消してしまえば、単に先祖の運命なのだと考えることができます。