続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

花の命は・・・。

2012-04-01 05:32:01 | 日常
 ようやく満開になったと思った河津桜も淋しく色を落とし、散り初めている。

 永遠は無い・・・。
 季節の移り変わりは無常を教えてくれるけれど、わたし達は《いつまでも変わらないこと》を心のどこかで望んでいる。今日の日がこのままずっと・・・続きますように、と。

 けれど、有機物質である肉体は酸化を余儀なくされ質を落とし、やがて崩壊していく定めである。そのことを受け入れ、達観しなければならない。わたしという一個の物体を客観視し、成り行きを見守る義務がある。逆らうことは決して為にはならない、順応こそが手段である。

 思い当たる花の記憶を失っても、やがて枯れ朽ちる日の来ることは必至。


 
 それでも尚、指標は天に向かってより高く存在するはずのものではないか、と考えてみる。物質界には存在しない大いなる花が精神界にはあると思いたい。
 

『風の又三郎』276。

2012-04-01 05:20:40 | 宮沢賢治
 又三郎は困ったやうにしてまたしばらくだまってゐましたが、
「そんなら、おいら此処へ置いていくからいゝや。」と云ひながらさっきの木の根もとへそっとその葉を置きました。

☆幽(死者の世界)の魂は、死の諸(もろもろ)、千(たくさん)の運(めぐりあわせ)がある。
 鬼(亡霊)の魂が遥(さまようこと)を知/心に感じている。

『城』778。

2012-04-01 05:07:10 | カフカ覚書
「お内儀さん」と、Kは言った。「なぜあなたがこれっぽっちのことのためにへりくだってまでわたしにお頼みになるのか、わたしにはどうもその理由がわかりません。

 頼み/bitten→Vita/伝記。
 こと/Sache・・・用件、訴訟、事件。

☆「自由な天の番人」と、Kは言った。「先祖のこのような事件のために辱められた伝記になるのかわたしにはわかりません。