今回の旅で、僕が一番「お!!?」っと思ったお店がこちらの「めん喰い」です。
http://www.guamdaisuki.fromc.com/html/0043menkui/index.html
(かなりよいサイトですが、ラーメンの素晴らしさはあまり描かれていません)
http://ameblo.jp/bambinos/entry-10368678941.html#main
(藤一番との対比が描かれています。ふむふむという感じです)
さて、こちらのめん喰い。いわゆる観光客狙いのお店が多い中で、こちらは完全に現地の人向けの個人店でした。観光客はほとんど来ないとのことです。この日も、旅行客は僕らだけ。他の人たちは全部現地の人でした。地元の90歳になるおばあちゃんまでおいしそうにラーメンを食べていました。シェフとその奥様は共に日本の方でした。
中心からちょっと離れた「フジタロード」沿いにあります。夜だとちょっと怖い感じもしますが、大丈夫でした。ただ、夜のメイン通り(ホテルロード)沿いは、結構怖そうな男性が歩いてますね。あと、日本人男性に声をかけるお姉ちゃんもちらほら立っていました。でも、世界的には平和な感じではありますが・・・
店内はそこそこ広いですね。厨房も結構広いです。カウンター席とテーブル席があります。
メニューを見ると、ラーメンを中心とした日本風中華レストランって感じかな。いや、中華飯店?! でも、れっきとしたラーメン専門店っぽいラインナップです。驚いたのは、冷やしラーメン。冷やし中華じゃないですよ。冷やしの醤油ラーメン。これは気になるでしょう。それと、塩ラーメンがおススメとのことなので、こちらを注文。
塩ラーメンを食べて、確信しましたね。これは、大真面目にこだわったお店である、と。それほど濃厚さが出ているわけではないですが、ダシの旨みが存分に発揮されています。しょっぱさもそれほどではなく、ダシの旨みで食べさせられる味わいのスープでした。
麺がこれまた突出してよかったです。一体、どうやって麺を調達しているんでしょう。自家製麺なのかな。この島の麺のレベルの高さには驚かされるばかりです。
チャーシュー、ネギ、メンマとシンプルなトッピングになっています。チャーシューはシンプルながらに美味しいチャーシューでした。メンマがちょっと惜しかったかな。グアムのラーメンは、メンマがちょっと。。。現地にローカライズされているのかな?!
冷やしラーメンは、醤油の味の強いライトですっきりとした冷たいラーメンでした。まさか、この南国で山形スタイルの冷やしラーメンが食べられるとは思ってもみなかった。会津若松で食べた冷やしラーメンが思い浮かびました。魚介はほとんど感じられませんでした。
お店の人に聞くと、あまり出ないそうです(苦笑)。まぁ、フリーク的には冷やしラーメンは定番ですが、まだ一般には、「冷やしラーメン」なんて、全然認知されていないですからね。けれど、一年中暑いグアムにはぴったりの一杯だと思うんですが、、、 もう少しアピールしたら、注文の頻度も上がるんじゃないかな。
あと、個人的には、もう少し魚の味(風味)が強く出るといいかなと思いました。僕の中では、銀座のプルーカフェが冷やしラーメンのモデルになっています。あそこまで魚介を立たせなくてもよいけど、魚介の香りが立つと、より完成度の高い冷やしラーメンになるような気がしました。
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ここ、めん喰いは、明らかにマニア向けのお店かな、と思います。店主さんは、もともと日本でラーメンを作っていた方(横浜の方だとか)で、さらにこちらでホテルのシェフとして中華料理店で働いておられたそうです。そして、遂に夫婦で独立、という。
世界のラーメンとしても、かなり珍しい日本的な個人店でした。上のブログにもありましたが、こちらのめん喰いと藤一番は、グアムでも突出して実力のあるラーメン店かな、と思われます。
お店のロケーションも渋いです。で、なんともアメリカ的な建物でした。