作草部といえば、まるわ。まるわといえば作草部。
そんな作草部(千葉都市モノレール)に、新たな新店が登場しました。「まるとくラーメン」と申します。前に「中」という中華料理店(タンタンメンで有名)があった場所です。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/23c2137dc54c03472979e9dcd69fd81b
このお店は、一部で「中」が名前を変えてリニューアルしたのでは?と言われていますが、どうやら違うようです。完全に店主さん(経営者)が変わったそうです。店内も、たしかに「中」の面影は一切ありません。テーブル席がメインなのは同じですが、雰囲気がラーメン屋さんになっていました。
店主さんはもともと某大手チェーン店でラーメンの勉強をした方らしく、第二の人生をラーメン店主として、という感じみたいです。お好きなお店も聴きました。僕的には「???!!!」って感じのお店でしたが、ラーメン好きな方なんだろうな、と思いました。
さて、メニュー。
噂どおり、味噌ラーメンがメインみたいです。あっさり味噌ラーメンと、背脂を入れた味噌ラーメンの二種があります。醤油ラーメンと中華ラーメン、この二つがあるのは珍しいですね。醤油の味が際立った醤油ラーメンに、昔ながらのノスラーを目指した中華ラーメン。これは、どちらも食べてみたい気がします。
今回は複数人で行ったので、色々と味わわせてもらいました。
まずは、味噌こってりラーメンでしょう。
こちらの味噌ラーメンは、野菜とスープを炒めて、そこにスープ投入!という従来の味噌ラーメンのスタイルではなく、火を通した野菜を二郎風にどーんと後のせするタイプの味噌ラーメンでした。なので、野菜炒めスープではありません。
お味は、かなりマイルドでクリーミー(というか、ミルキー)で、女性向きのラーメンになっている気がしました。ジャンクさはあまりないです。素朴な味わい。こってりなので、背脂が浮いていますが、それほどこってりしているわけではないです。というか、アクセント程度の量です。こってりというなら、もっとこってりしていた方が受けそうですが、、、。でも、このマイルドさは、一つのウリになりそうです。
続いて、醤油こってりラーメン。
こちらも、こってりと銘打ちながらも、あっさりとしたスープでした。あっさりラーメンに背脂が浮いた感じです。基本のスープは味噌と変わらないのかな、と思われます。さらっとしていて、食べやすいタイプ。そんなに何かが突出していないタイプ。魚介も入っているのか入っていないのかという程度。フリーク向けの味ではなく、一般人向け、僕ら世代以上の一般のサラリーマンとかに合いそうなラーメンでした。
悪くはないけど、「また食べたい!」って思えるかどうか。ちょっとギリギリのところじゃないかな、とも。
で、醤油チャーシュー(ベースは醤油ラーメン)
こっちの方が「まるとく」らしさが出ている気がしました。ライトな醤油ラーメンに結構ワイルドなチャーシュー。このバランスはいいですね。やはりマニア向け的なラーメンではありませんが、普通に美味しい醤油ラーメンでした。素朴で、真面目で、きちっとしたラーメン。オーソドックスなラーメン、としか、いいようがない感じでした。
あと、味噌ラーメン(あっさり)
シンプルで、さらっとした味噌ラーメン。きっと、誰もが「ああ、味噌ラーメンだ~!」って思う感じ。
まさに真面目で、きちっとした味噌ラーメン、ですね。
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最後にチャーシュー丼。
このチャーシュー丼、僕的に大当たりでした☆ やはりこのお店はチャーシューが旨いですね。チャーシュー丼を久々に美味しいと思えました(というと、言いすぎかしら?!)。肉がごろごろと入っていて、この肉にしっかりと味が付いていて。単純に好きっす。すkiss!
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やはり、味噌ラーメンの専門店です、かね。醤油ラーメンもなかなかでした。中華ラーメンが食べたくなりました。
素朴で真面目でオーソドックスなラーメン屋さん。そんな印象でした。はたしてこの味がこの地に根付くのかどうか。僕みたいなフリークの味覚なんていうのは、参考にならない部分はありますからね。フリーク的には、うーん。何とも言い難い。でも、味噌ラーメンって、一般の人に根強く支持されているのは事実で、数ある飲食店の一つの選択肢として、この界隈の人に認知され、承認されれば、長く続く気もします。
店主さんがどういうお店にしたいのかによってくると思いますが、フリークやいわゆる「ラヲタ」(ラーメンオタク)を相手にしようと思うなら、もっと素朴さや真面目さをぶっとばして、大胆に改造、というか、変化させていってほしいと思います。お店の雰囲気や店内の様子からすると、フリーク的でもあり、一般的でもあり得る感じ。この地区には、たくさんの若者がいます。そういう若者を満足させるためには、もう少しジャンクでやんちゃなラーメンが必要かな、とも思います。けれど、そういう「刺激物」を求めるのではなく、普通の一般の大人を対象とするなら、これはこれでありかな、とも。
作草部~西千葉が新たなラーメン激戦区になるかどうか。それは、「麺処まるわ」に並ぶか、それを超えるお店となるか。それにかかっていると思います。作草部には人はたくさんいます。でも、みんな、それなりに舌が肥えています。そのニーズに対応できるかどうか。そこが、一番の要のような気がしました。頑張ってほしいです。