京都遠征、4軒目は、Noodle Style是空です。
このお店は、なんと一乗寺の人気ラーメン店『高安』プロデュースのお店ということで、こりゃ行かねば、となったわけです。高安は一乗寺でもかなりの人気店で、いつも行列ができている、そんなイメージのお店です。こちらの是空は、2012年4月？オープンということで、新店ですよね☆
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26019739/dtlrvwlst/4214047/
場所は堀川今出川交差点近くです。交通量の激しい交差点の一つではあります。店舗は、女性でも気軽に入れそうなカフェ・レストランスタイル。お洒落な感じです。っていうか、かなりお洒落です。
店員さんもいわゆる今風のイケメンの方でした。店長さんらしき人は、「アラフォー」と名札に書いてありました。この方も、なかなかお洒落な感じでした。徹底してますね。いわゆる「ラーメン屋さん」の固定概念をぶち壊そうとしています。
メニューは、ラーメン（700円）がメインで、その他いろいろあります。高安名物？のから揚げもありました。食べたかったですが、まだ食べ歩きは続くので、ここは我慢。
出てきたラーメンは、もうまさに「おお、京都に来た～」って思うようなラーメンでした。濃厚白濁スープに、ネギがたっぷりと乗っています。それに、豚肉がどさっと乗っかっています。チャーシューじゃないんですね。高安との差異化はここで図っているのかな。
スープはかなり、かなり濃厚ですね。喉がめちゃめちゃ乾くほどに濃厚で、口元がべとつきます。こりゃ、凄いわ。いや、ぶっちゃけ、お店の雰囲気を見た時、「あ、こりゃ、ダメかも？！」って思ったのです。が、違いました。かなり本格的です。
聞くと、このお店は、高安にお金を払ってプロデュースしてもらったお店ではなくて、高安そのものなんですね。高安のネクストブランド。だから、開店当初は、高安のご主人さんもおられたんだとか。そりゃ、間違いはないよなー、と。
とにかく濃厚で、天下一品ラーメンじゃないけど、それくらいの迫力がありました。京都濃厚ラーメンの最新鋭といったところでしょうか。4軒目にして、この衝撃、この感動、いやはや、恐るべし、京都です。
スープもさることながら、このスプーンというのが、なんとも…。レンゲじゃないんですよね。
それと、麺も素晴らしかったなぁ。首都圏だと、ここまで麺に感動しないんだけど、京都はどこも麺が素晴らしい。そして、東北とはまた違った魅力もある。いつから京都は麺王国になったんだ！？ ちょっと首都圏の麺ももっと頑張らないといけないんじゃないか？！って思うくらいに、食感のよい品のあるそしてワイルドな麺になっていました。どっちかというと、きしめんスタイルなのかな。
…ん、ってことは、首都圏の麺がダメなんじゃなくて、文化の違いってことなのかな。そういえば、僕は三重県出身だった。幼少期は、麺といえば、きしめんだった。もしかしたら自分の深層心理のところで、きしめんを自分の理想系にしているのかもしれない。とすると、単純に首都圏の麺は駄目だ、とは言えなくなる… うーん。どうなんだろう。でも、平打ちのこういう麺は、自分の中では、最高のもの。それは、自分にとって確かなこと。
それから、自家製（っぽい）ラー油がラーメンの上にのっていました。食べるラー油っぽい感じで、具だくさんラー油になっていました。これを途中でスープに合わせると、いわゆる「味変（味の変化）」が起こります。もう少し、辛くなってもいいかなと思いましたが、ま、これくらいが一番万人に妥当かなとも思います。
凄いですね。これで、700円ですか。しかも、今は（？）、味玉も無料サービスをしていて、ちょっとサービスしすぎじゃないかって思うほどでしたね。いやー、参りましたよ。
京都ラーメンツアー、4軒目も驚きの一杯でした。なんだなんだ。これが京都なのか。これが京都のラーメン事情なのか。ここまで立て続けに感動すると、その感情が怪しくなってくる。京都マジックなのか！？
それから、このお店は、コップと水の容器が異常にお洒落です。
なんか喫茶店というか、カフェにいる感じ。長居したくなるお店ですね。この界隈に来たら、気軽に立ち寄りたいラーメン屋さんでした。
いやー、ビックリした。
