散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

零下、どら焼き、バケツ一杯の菊芋に南瓜

2020-12-01 00:08:43 | 飲食後記


今日は午前中零下。久し振りに散歩中手が悴んだ。
散歩道に咲き残るツリガネニンジンの薄紫の小さな釣鐘が氷粒を纏っていたのが愛らしく、写真を撮ろうとしたがどうしてもピントが合わない。
寒さでカメラがごねているのか私の手が悴んでいるからかますます悪くなった私の視力のせいなのかわからないが、どうしてもうまく撮れず、半氷の草むらで体がどんどん冷えてゆくのがわかったので諦めた。

友人がトピナンブールをバケツ一杯持ってきてくれたので、夕飯にポタージュを作った。
トピナンブ-ル=菊芋はイヌリンが多く含まれていて腸内細菌のごちそうらしいから、折角なので大いに食べて腸内細菌活発化を図りたい。
先日トルコ食品店の主人お墨付きの南瓜を試しに買った。「日本の緑の南瓜は高いけれどこれは安くて旨い。日本の南瓜と同じように、いやあれより旨い」と熱弁を振るうので買った南瓜であったが、切ってみると香りも味も薄い。
多分ミートボールと一緒に煮込んだり焼いたりするには美味しいかもしれない。私は断言する、日本の南瓜料理を知らない彼らには私たちの抱く南瓜のそうあるべき味や質感への欲求が理解出来ていないのだ、日本の南瓜の方が断然おいしい!と力説しつつ、トルコ食品店の主人推薦の南瓜に砂糖を少し振りかけオーブンでじっくりしっかり焼いた。
オーブンから出て来た南瓜は香りが今一つ期待と違う。あまりおいしそうな香りがしない。しかしそのひと切れをほおばった瞬間、先ほどの断言は揺るいだ。
日本の南瓜とは違う触感が、ちょっといける。ねっとりとした舌触りが良い。かなり良い。これはこれで美味だ。南瓜だっていろいろなのだ。この南瓜を勧めてくれたトルコ食品店のご主人に乾杯。
しかし計画なしに作る夕飯は妙な組み合わせとなった。
トピナンブ-ルのポタージュに南瓜の香草焼きまでは何とか許せる気がするが、そこに加わったのは昨日作った肉まんであった。



そして
食後のデザートはどら焼きと緑茶であった。