友人に、子供が出来た。
出来て、油断していたら、1年以上経っていた。
自分のドタバタに翻弄されるうちに、初めての誕生日も過ぎていた。
誕生祝も贈る事が出来なかった。
その、子供に初めて会いに行った。
何かお土産でもと思ったのだが、常識も世間も理解できていない私に、何も思いつくものも無く、そのまま何も持たずに行ってしまった。
初めて見る我が友人達の子供に、私はちょっぴり腰がひけたが、子供は迷わず、私に抱かれてくれた。
子供を抱きながら、友人達と会話したり、食事したりした。
子供の父と、母である、我が友人達。
なんだか、すげー大人になっている気がした。
確実に、変わっていた。
ダメSCUMは、取り残された感すら感じるぐらい、変わっていた。
ダメSCUMは相変わらず、飲んで、クダまいて、泣いて、寝て。
相変わらずダメだなぁと、思ってくれただろうか。
ダメだ、こいつは、と思っていないだろうか。
こわい。
こわいなら、ダメでなくなればいいじゃんなのだが、そんなに簡単にダメでなくなれるなら、苦労は無い。
でも、子供はすげーね。
なんだこれってカンジ。
なんか可愛くて、別に言われも無いのに、守らなくちゃいけねーみたいに思わせるのだから、動物ってのは、うまくできている。
別れ際、さみしくて泣いちゃいそうなぐらい、可愛い。
すげーな、俺、生物の存在する能力に、まんまと簡単に騙されてるよ(笑
あの子が大きくなるまでに、俺はダメSCUMじゃなくて、変わったオッサンSCUMぐらいにはなっていたいなぁ。
はぁ、自分が恥ずかしい。
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