しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ロストボーイ “It”と呼ばれた子 少年期」 デイヴ・ペルザー  

2006年04月22日 | 読書
「“It”と呼ばれた子」の続編で、フォスターチャイルド(里子)として過ごした、12歳から18歳までの話。 保護された後、デイビッドはこのまま「被後見人」になるか、母親の保護下に戻されるかの裁判に出席する。 混乱する気持ちの中で、「あの家には帰りたくない」としっかり発言し、デイビッドの里子での生活が始まる。 しかし、いつかは母親の元に返されるのではないかと怯え、自分が悪かったのではと責める。 反対に . . . 本文を読む
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「“It(それ)”と呼ばれた子 幼年期」 デイヴ・ペルザー  

2006年04月22日 | 読書
1973年3月5日、デイビッドは母親の虐待から保護される。 そして、過去を振り返る。 この本はアメリカで1995年の出版されている。 ディビッドは4、5歳の頃、突然母親から、「悪い子」と言われお仕置きをされ始める。 それは段々エスカレートする。 暴力をふるわれ、食べ物を与えられず、奴隷のように働かされる。 ガスレンジで腕を焼かれ、アンモニアや漂白剤を飲まさせ、命の危険にさらされる事もある。 かばっ . . . 本文を読む
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「あしたあなたあいたい」 キャラメルボックス

2006年04月21日 | 観劇
2006.4.7(金)~5.3(水) シアターアプル   原作『クロノス・ジョウンターの伝説 布川輝良の奇跡』     ハーフタイムシアターで1時間の上演作品のもう1本。    母子家庭で育ち、その母も最近病気で亡くし、人付き合いも薄い布川は、クロノスの被験者として選ばれる。 布川は4年前の12月23日の鎌倉を希望地として選び、過去へ行く。そこには、布川の見たかった建築物・朝日楼があった。朝日楼 . . . 本文を読む
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「ミス・ダンデライオン」 キャラメルボックス

2006年04月21日 | 観劇
2006.4.7(金)~5.3(水) シアターアプル 原作『クロノス・ジョウンターの伝説 鈴谷樹理の奇跡』   ハーフタイムシアターで1時間の上演作品。 ストーリーは原作とほぼ同じ。 樹理が11歳の時に入院先で出会った青木比呂志・ひーにいちゃん。 たくさんのお話しをしてくれるが、ひーにいちゃんは、ティナ症候群と言う不治の病で死んでしまう。 それから19年が経ち、医師になった樹理は、ティナ症候群の特 . . . 本文を読む
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「天使の鬱屈」 アンドリュー・テイラー  

2006年04月20日 | 読書
『Requiem For An Angel』3部作の最終巻 ウェンディ・アップルヤードが過去を振り返って話す物語。 ウェンディは夫のヘンリーとの離婚問題からお酒の量が増え、それを心配した寄宿舎学校時代の親友、ジャネット・バイフィールドはロシントンの自分の所へ来る様に勧める。 ジャネットの夫、ディヴィッドは、神学校の副校長で、ヘンリーとも友達だった。 ジャネットには、もうすぐ5歳になる娘のロージーが . . . 本文を読む
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「ゲド戦記Ⅴ アースシーの風」 アーシュラ・K・ル=グウィン  

2006年04月19日 | 読書
「帰還」から数年たったアースシー。 ゲドとテナーとテハヌーは一緒に暮らしていた。しかし、西の方に竜が現われ始める。 テハヌーが竜のカレシンを呼び出し、カレシンはテハヌーを娘と呼んだ事から、竜の事は知りたいと、ハブナーの王、レバンネンはテハヌーとテナーをハブナーに招く。 ゲドにも来て欲しかったのだが、魔法を失ったゲドは誰にも会おうとはしなかった。 一人で留守居をしているゲドのもとにハンノキと言う、ま . . . 本文を読む
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THE ALFEE LIVE 名古屋センチュリーホール

2006年04月18日 | 音楽
2006.4.17(月)高見澤俊彦さんの52回目の生誕記念LIVE。 高見澤さん、4月17日。坂崎さん、4月15日。 交互に誕生日にコンサートがある。 桜井さんは、1月20日で、ツアーから外れているので、コンサートはない。新年会と一緒にやっているようだが、私達も桜井さんの誕生日を、同じ空間でお祝いしたい。 誕生日ライブは趣向を凝らしてくれるので、遠征してしまう。 今年の高見澤さんは、金シャチと祝 . . . 本文を読む
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「サイエンス?」 東野圭吾  

2006年04月16日 | 読書
『ダイヤモンドLOOP』『本の旅人』に掲載された連載を収録したエッセイ集。 タイトル通り、科学ネタを扱っているもの。しかし、「?」が付くで、話題は色々。 スポーツもあり、面白い。 そして、最後の話題が「本は誰が作っているのか」。 それは、書店で正規料金を払っての本を買ってくれる人。図書館や、ブックオフが賑わっても、出版業界は一銭のお金は入って来ない。その人達が出費しているから、新しい本が生み出さ . . . 本文を読む
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THE ALFEE LIVE 千葉県文化会館  

2006年04月15日 | 音楽
2006.4.13(木)千葉県文化会館   THE ALFEE 2006年、春のツアータイトルは『ONE』 4月7日の川口からスターと、7月1日の名古屋ファイナルまで続く。 千葉はツアー2本目。始めから1週間近く開くのは珍しく、メンバーも「初日みたい」と言っていたが、川口に参加した人も半分ほどいて、やはり初日の様な独特の雰囲気はなかった。 今回はここ数年なかった選曲で、高見澤さんの言った通りに「 . . . 本文を読む
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「ゲド戦記外伝」 アーシュラ・K・ル=グウィン  

2006年04月14日 | 読書
時代もバラバラの、5つの話からなる本。ゲドが登場するのは、1つ。 『カワウソ』 「ゲド戦記」の始まる300年ほど前の、不安に満ちた暗黒時代の物語。 力の強い魔法使いは権力者の片腕で、人々を奴隷にするような事に使われていた。 魔法の力を持っていたカワウソも、水銀を取り出す為の鉱山で働かされていたが、魔法使いを倒し脱出する。 そして、その協力者になってくれた「手の女」達がいるローク島に行き、隠れてい . . . 本文を読む
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