しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

第76回びわ湖毎日マラソン 日本新記録

2021年02月28日 | スポーツ
第76回びわ湖毎日マラソン  今回で最後となる、びわ湖毎日マラソン。 優勝は富士通の鈴木健吾選手で、2時間4分56秒。日本新記録。 日本人初の2時間4分台。 鈴木選手は神奈川大の出身で、箱根駅伝2区で区間賞を獲得したこともある。 5度目のマラソンでの快挙。 2位土方(Hond)、3位細谷(黒崎播磨)、4位小椋(ヤクルト)までが2時間6分台。 途中でもタイムが良くて、記録の期待を持たせてくれたが . . . 本文を読む
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「特捜部Q―カルテ番号64―」  ユッシ・エーズラ・オールスン 

2021年02月27日 | 読書
「特捜部Q―カルテ番号64―」  ユッシ・エーズラ・オールスン  ハヤカワ・ミステリ文庫        JOURNAL 64                  吉田薫・訳 1985年、11月14日。 ニーデ・ローセンは夫アンドレアスと参加した医学関係のパーティで、クアト・ヴァズに声を掛けられる。 そして、過去を暴く言葉を投げつけられる。 アンドレアスに問い詰められ、過去を話したニーデをアンドレア . . . 本文を読む
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「三島屋変調百物語六之続 黒武御神火御殿」 宮部みゆき

2021年02月25日 | 読書
「三島屋変調百物語六之続 黒武御神火御殿(くろたけごじんかごてん)」 宮部みゆき  毎日新聞社     神田三島町にある袋物屋の三島屋は、一風変わった百物語を続けている。 聞き手を務めていたおちかが嫁ぎ、「小旦那」と自称する次男の富次郎が聞きていを引き継ぐ。 「泣きぼくろ」 富次郎が1人で迎える始めての語り手は、富次郎と手習い所で一緒だった八太郎だった。 それは7つの時の事で、八太郎は豆腐屋〈豆 . . . 本文を読む
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「ボトムズ」 ジョー・R・ランズデール 

2021年02月15日 | 読書
「ボトムズ」 ジョー・R・ランズデール  早川書房     THE BOTTOMS            大槻寿美枝・訳 ハリーは80歳を過ぎたいま、老人ホームで70年近く前の出来事を鮮明に思い出す。 1933年の夏。 11歳のハリーはテキサス州の東部の田舎町マーヴェル・クリークに住んでいた。 4人家族で父ジェイコブ、母メイ・リン、妹トマシーナ(トム)。 家はサビーン川流域の低湿地帯(ボトムズ) . . . 本文を読む
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「特捜部Q-Pからのメッセージ-」  ユッシ・エーズラ・オールスン 

2021年02月12日 | 読書
「特捜部Q-Pからのメッセージ-」  ユッシ・エーズラ・オールスン  ハヤカワ・ミステリ文庫 上・下巻 FLASKEPOST FRA P            吉田薫/福原美穂子・訳 その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。 だがスコットランド警察からはるばる特捜部Qへとその手紙が届いた時、捜査の歯車が動き出す。 手紙の冒頭には悲痛な叫び . . . 本文を読む
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「特捜部Q―キジ殺し―」 ユッシ・エーズラ・オールスン

2021年02月08日 | 読書
「特捜部Q―キジ殺し―」 ユッシ・エーズラ・オールスン  ハヤカワ・ミステリ文庫       FASANDRÆBERNE                 吉田薫・福原美穂子・訳 アサドがファイルの中から見つけた『ラアヴィー事件』。 それは、ラアヴィーにある別荘で18歳と17歳の兄妹が暴行されて殺された事件。 寄宿学校の少年グループに容疑が掛る。 その少年たちはビャーネ・トゥーヤスンを除き、父親が . . . 本文を読む
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「真実の10メートル手前」 米澤穂信 

2021年02月06日 | 読書
「真実の10メートル手前」 米澤穂信   東京創元社     太刀洗万智が主人公の6編からなる短編集。 「真実の10メートル手前」 東洋新聞大垣支局の記者、太刀洗万智は、新人で教育係を任されている藤沢と甲府に向かう。 姿を消した早坂真理を探す為だった。 真理は経営破綻したベンチャー企業会社の、社長の妹で広報担当だった。 太刀洗は真理にインタビューした事があり、その時同席した真理の妹の弓美から、 . . . 本文を読む
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「日記は囁く」 イザベル・アベディ 

2021年02月04日 | 読書
「日記は囁く」 イザベル・アベディ    東京創元社     Whisper        酒寄進一・訳 写真家を目指す十六歳のノアは、母親とその友人ギルベルトとともに、美しいヴェスターヴァルト地方の村に建つ、築五百年の屋敷を借りてバカンスを過ごすことになった。 ある夜、超心理学に詳しいギルベルトに影響され、降霊術を行ったノアと村の青年ダーヴィトは、その家で三十年前に殺されたという十八歳の少女、 . . . 本文を読む
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「特捜部Q―檻の中に女―」 ユッシ・エーズラ・オールスン

2021年02月02日 | 読書
「特捜部Q―檻の中に女―」 ユッシ・エーズラ・オールスン  ハヤカワ・ミステリ文庫       KVINDEN I BURET            吉田奈保子・訳 コペンハーゲン警察殺人捜査課のカール・マーク警部補は2か月前の捜査で負傷する。 その時、2人の部下を失なう。 アンカー・ホイアは銃弾を受け死亡し、ハーディ・ヘニングスは半身不随となる。 カールは仕事への情熱を失ったまま復帰する。 . . . 本文を読む
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