しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「心神喪失」   ジリアン・ホフマン

2012年05月31日 | 読書
「心神喪失」   ジリアン・ホフマン     上・下巻     ヴィレッジブックス  PLEA OF INSANITY                吉田利子・訳 「たすけて…おねがい」―朝まだきころ、か細い声でかかってきた緊急通報。 この一本の電話から、マイアミで活躍する若き女性検察官ジュリアの生活は激変した。 それは閑静な住宅街で、母親と幼い三人の子どもに降りかかった悲劇を告げるものだった。 . . . 本文を読む
コメント

「ベスファストの12人の亡霊」   スチュアート・ネヴィル

2012年05月24日 | 読書
「ベスファストの12人の亡霊」   スチュアート・ネヴィル     RHブックス+プラス   THE GHOSTS OF BELFAST      佐藤耕士・訳 かつて北アイルランド共和派のテロ実行役として恐れられたフィーガンは、和平合意後、酒に溺れる日々を送っていた。 彼を悩ませるのは、常につきまとって離れない12人の亡霊。 すべてテロの犠牲者だった。 その苦しみから逃れるため、フィーガンは亡 . . . 本文を読む
コメント

「死亡推定時刻」   朔立木  

2012年05月22日 | 読書
「死亡推定時刻」   朔立木       光文社文庫 山梨県、河口湖に落ち込む斜面の広大な敷地に、『金御殿』が建っていた。 屋敷の主は株式会社渡辺土建の社長、渡辺恒蔵。 あこぎなやり口でのし上がり、資金を惜しみなく政界にも献金している恒蔵に誰も手を出せない。 そんな恒蔵の中学2年の娘、美加が誘拐され身代金が要求される。 要求された1億円を用意し、妻の美貴子が受け渡し役をする。 しかし警察の判断ミ . . . 本文を読む
コメント

大相撲夏場所  旭天鵬、初優勝

2012年05月20日 | スポーツ
大相撲夏場所  旭天鵬、初優勝 旭天鵬、初優勝。12勝3敗。 37歳8か月は、史上最年長の優勝。 1横綱6大関の夏場所。 初日6大関が揃って白星で、なんと順調な出だしと思った途端に横綱白鵬が負けた。 その後、白鵬、序盤でまさかの3連敗。 早々に4敗になった白鵬。 その後、大関との取組が残っているのでどうなるかと思ったが、横綱の意地。 その意地が呼び込んだように、1敗2敗の力士が次々と負けて、優 . . . 本文を読む
コメント

「猫とキルトと死体がひとつ」   リアン・スウィーニー              

2012年05月18日 | 読書
「猫とキルトと死体がひとつ」   リアン・スウィーニー          早川書房 イソラ文庫     The Cat,The Quilt and The Corpse        山西美都紀・訳 湖畔の家に住むジリアンは、若くして夫に先立たれ、三匹の個性ゆたかな猫たちと暮らすキルト作家。 ある日出張から帰ると、窓ガラスが割れており、アビシニアンのシラーがいなくなっていた。 ジリアンはシラーが . . . 本文を読む
コメント

「七人の鬼ごっこ」   三津田信三 

2012年05月17日 | 読書
「七人の鬼ごっこ」   三津田信三      光文社 「西東京生命の電話」で相談員をする沼田八重。 午前0時になる10分前に掛けてきた男は、ある運だめしをして電話をして来た。 それは、1週間一人ずつ電話して、相手が出たら自殺を思い止まるということ。 それまで5人の友達に掛けたところで、自分には5人しか友達がいないと気が付き、6日目に生命の電話に掛けた。 八重は電話で話ながら、その男がいる場所がか . . . 本文を読む
コメント

「カラスの親指」   道尾秀介 

2012年05月16日 | 読書
「カラスの親指」   道尾秀介       講談社 武沢竹夫、46歳と入川鉄巳、45歳は組んで詐欺をしていた。 かつてはまともな社会人だった武沢は、同僚の借金の保証人になっていたことで、人生が狂う。 闇金融の取立て『わた抜き』をさせられるまでになる。 しかし、あることが切っ掛けで、闇金組織の書類を警察に渡し、壊滅に追い込む。 武沢は報復を恐れ、名前を変えて詐欺をして暮らしていた。 そして泥棒をし . . . 本文を読む
コメント

2012 F1第5戦 スペインGP

2012年05月14日 | スポーツ
2012 F1第5戦 スペインGP 優勝はマルドナード。 これで5戦で5人目の優勝者。 初優勝で、ウィリアムズとしても久しぶり。2004年の最終戦から8年振り。 2004年、モントーヤ以来。 モントーヤはコロンビア、マルドナードはベネズエラ。 2位アロンソ、3位ライコネン、4位グロジャン、5位小林、6位ベッテル、 7位ロズベルグ、8位ハミルトン、9位バトン、10位ヒュルケンベルグ 予選で1番 . . . 本文を読む
コメント

「解錠師」   スティーヴ・ハミルトン

2012年05月06日 | 読書
「解錠師」   スティーヴ・ハミルトン     HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS No.1854  THE LOCK ARTIST                   越前敏弥・訳 1990年夏、アメリカ、ミシガン州。 ある事件があり、マイクル(マイク)は“奇跡の少年”と呼ばれた。 1991年、マイクルは伯父リートの養子となり、ミルフォードにいた。 声を失ったマイクには . . . 本文を読む
コメント

「背の眼」  道尾秀介  

2012年05月05日 | 読書
「背の眼」  道尾秀介      幻冬舎 作家の道尾は久しぶりの旅行で、福島県の山中にある白峠に来る。 最寄駅のI駅で、白峠で4人の男の子が行方不明になっている事件を聞く。 地元では天狗による神隠しとの噂があると言う。 宿泊先の民宿“あきよし荘”の近くを流れる白早川の河原で、道尾は一人で座り込んでいる老人を見かける。 それは、行方不明になった男の子の祖父で、その子の遺体の一部がこの河原で見つかっ . . . 本文を読む
コメント