しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「死亡推定時刻」  光文社文庫

2024年08月10日 | 読書
「死亡推定時刻」  光文社文庫  朔立木     山梨県で地方の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。少女は死体となって発見された!県警は、遺留品に付いていた指紋から、無実の青年を逮捕。執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまう。有罪は確定してしまうのか?そして真犯人は?現役の法律家が描く、スリリングな冤罪ドラマの傑作!   <文庫本裏カバーより>冤 . . . 本文を読む
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「007 逆襲のトリガー」 アンソニー・ホロヴィッツ

2024年08月09日 | 読書
「007 逆襲のトリガー」 アンソニー・ホロヴィッツ  角川書店  TRIGGFR MORTIS         駒月雅子・訳アンソニー・ホロヴィッツがイアン・フレミング財団から依頼を受けて書いた、ジェームズ・ボンドの小説。第一部 空高く 第二部 地下深く   2つに指令を受けての物語となる。「空高く」は、ドイツのニュルブルクリンクである自動車レースで英国人ドライバー、ランシー・スミスの命をロシア . . . 本文を読む
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「三島屋変調百物語九之続 青瓜不動」 宮部みゆき

2024年08月07日 | 読書
「三島屋変調百物語九之続 青瓜不動」 宮部みゆき  角川書店 第一話 青瓜不動昔、三島屋と係りがあった行然坊が訪ねて来て、黒白の間の語り手を紹介して行く。いつ来るか分からなかった語り手は、おちかの出産が近くなると、背中に「うりんぼう様」という不動明王を背負ってやって来る。顔がなく縦縞の線が入っている所から「うりんぼう様」。「うりんぼう様」はおちかの出産に力を貸してくれると言う。第二話 だんだん人形 . . . 本文を読む
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「三島屋変調百物語八之続 よって件のごとし」 宮部みゆき

2024年08月06日 | 読書
「三島屋変調百物語八之続 よって件のごとし」 宮部みゆき  角川書店 第一話 賽子と虻その村の神様、ろくめん様が賭博で負けて、虻の神様がくっ付いて来る。その虻の神様は、拝んで見返りを差し出すと誰かに呪いをかける事が出来る。その呪いに掛かった姉を助ける為に餅太郎は、自分での呪いを引き受け、虻とともにろくめん様の賭場に行く。そこで賽子とともに働いで、元の世界に帰れる日を待っていた。賽子の代替えがあった . . . 本文を読む
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「わたしを離さないで」  カズオ・イシグロ

2024年08月03日 | 読書
「わたしを離さないで」  カズオ・イシグロ  ハヤカワepi文庫   Never Let Me Go     土屋政雄・訳優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度…。 . . . 本文を読む
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「8つの完璧な殺人」 ピーター・スワンソン

2024年08月01日 | 読書
「8つの完璧な殺人」 ピーター・スワンソン  創元推理文庫    Eight Perfect Murders      務台夏子・訳雪嵐の日、ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。マルコムは10年ほど前、もっとも利口で、もっとも巧妙で、もっとも成功確実な殺人が登場する犯罪小説8作を選んで、ブログにリストを掲載していた。ミルン『赤い館の秘密』、クリスティ『ABC殺人事件』、 . . . 本文を読む
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「書楼弔堂 待宵(まつよい)」 京極夏彦

2024年07月31日 | 読書
「書楼弔堂 待宵(まつよい)」 京極夏彦  集英社 書楼弔堂を探してやって来る人たちは、ゆく途中の甘酒屋と何かと係わる。探書拾参 史乗客は徳富蘇峰。弟は徳富蘆花。探書拾肆 統御客は岡本綺堂探書拾伍 滑稽客は宮武外骨探書拾陸 幽冥客は竹久茂次郎、のちの夢二。探書拾漆 予兆客は寺田寅彦。探書拾捌 改良客は斉藤一だった藤田五郎。書楼弔堂の3作目。今回の狂言回しは坂の途中で甘酒屋と営む弥蔵と、そこの常連客 . . . 本文を読む
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「歌われなかった海賊へ」 逢坂冬馬

2024年07月26日 | 読書
「歌われなかった海賊へ」 逢坂冬馬  早川書房  1944年、ナチ体制下のドイツ。父を処刑されて居場所をなくした少年ヴェルナーは、エーデルヴァイス海賊団を名乗るエルフリーデとレオンハルトと出会う。彼らは、愛国心を煽り自由を奪う体制に反抗し、ヒトラー・ユーゲントにたびたび戦いを挑んでいた少年少女だった。ヴェルナーらはやがて、市内に敷設されたレールに不審を抱き、線路を辿る。その果てで「究極の悪」を目撃 . . . 本文を読む
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「暗殺者たちに口紅を」 ディアナ・レイバーン

2024年07月25日 | 読書
「暗殺者たちに口紅を」 ディアナ・レイバーン  創元推理文庫   KILLERS OF A CERTAIN AGE   西谷かおり・訳かつてはナチの残党を、現在は犯罪者を標的としてきた暗殺組織〈美術館〉。社会に害をなす人物の抹殺に40年を捧げてきた60歳のビリーたち女性暗殺者4人は、引退の日を迎えた。それを記念するカリブ海クルーズに出かけたが、彼女たちを殺すため、組織から刺客が送り込まれたと判明す . . . 本文を読む
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「修道女の薔薇」 キャロル・オコンネル

2024年07月23日 | 読書
「修道女の薔薇」 キャロル・オコンネル  創元推理文庫  BLIND SIGHT     務台夏子・訳消えた修道女を捜してほしい―マロリーのもとに一件の訴えが持ち込まれる。驚いたことに、同じころ、彼女の甥と思われる盲目の少年が姿を消していた。そして数日後、修道女は意外なところで発見される。元投資ブローカーである市長の官邸の正面階段下に置かれた四体の死体、その中に彼女もいたのだ。市長に恨みをもつ者の . . . 本文を読む
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