しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「三年間の陥穽」 アンデシュ・ルースルンド

2024年06月18日 | 読書
「三年間の陥穽」 アンデシュ・ルースルンド  ハヤカワ・ミステリ文庫  上・下巻 Sovsagott             清水由貴子 下倉亮一・訳子どもの人身売買を防止する団体に届いたのは、全裸で犬のリードを巻かれた少女の写真だった。グレーンス警部は、写真の手がかりを元にデンマークへ向かう。そこで明らかになったのは、ダークネットを通じた世界8カ国21人にのぼる小児性愛者の存在だった。一斉逮捕の . . . 本文を読む
コメント

「三日間の隔絶」 アンデシュ・ルースルンド

2024年06月14日 | 読書
「三日間の隔絶」 アンデシュ・ルースルンド ハヤカワ・ミステリ文庫  上・下巻17年前、一家4人が殺され、5歳の幼女だけが生き残る。その現場に1番に駆け付け幼女を保護したのがエーヴェルト・グレーンスだった。この事件の容疑者として4人の男が取り調べを受けるが逮捕には至らなかった。その同じ住宅に不法侵入があったとグレーンスに連絡が入る。何も盗られていなかったが、床の一角がわずかに削られその下に小さな空 . . . 本文を読む
コメント

「三時間の導線」 アンデシュ・ルースルンド

2024年06月13日 | 読書
「三時間の導線」 アンデシュ・ルースルンド  ハヤカワ・ミステリ文庫 上・下巻 Tre Timmar            清水由貴子 喜多代恵理子・訳ストックホルム南病院の遺体安置所から遺体が1体多いと連絡が入る。エーヴェルト・グレーンスが現場に駆け付ける。身元の分からない男はアフリカ系で死因は窒息死で死後1日ほどたっていた。その翌日、もう1体、今度は身元不明の女性の遺体が見つかる。どこから遺体 . . . 本文を読む
コメント

「王城の護衛者」 司馬遼太郎

2024年06月10日 | 読書
「王城の護衛者」 司馬遼太郎  講談社文庫 5編からなる短編集 「王城の護衛者」会津藩主、松平容保の物語。「加茂の水」玉松操。岩倉具視の謀将。鳥羽・伏見の戦いで薩摩と長州に錦旗を掲げさせる案を考え、その錦旗を作った人物。「鬼謀の人」大村益次郎の物語。「英雄児」長岡藩、河井継之助の物語。北越戦争の抵抗の中核であった。兵法で強力な武装をするが、それが仇になり、城下を焼いてしまう。「人斬り以蔵」土佐藩の . . . 本文を読む
コメント

「三分間の空隙」 アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム

2024年06月07日 | 読書
「三分間の空隙」 アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム  ハヤカワ・ミステリ文庫 上・下巻 The minuter      ヘレンハルメ美穂・訳コロンビア。子どもですら200ドルのために殺し屋になりたがる社会の暗部に、麻薬取締局に雇われた男が潜入していた。任務は麻薬犯罪ゲリラPRCの情報を米国に提供すること。しかし特殊部隊を率いる米国下院議長がPRCに拉致されたとき、事態は思いもよらぬ . . . 本文を読む
コメント

「熱砂の果て」 C・J・ボックス 

2024年06月05日 | 読書
「熱砂の果て」 C・J・ボックス  創元推理文庫    Off the Grid      野口百合子・訳ネイト・ロマノウスキの元に連邦政府から派遣されたと言う男が訪ねて来る。ネイトは指名手配されている身で姿を隠していたのだが、恋人のリヴ・ブラナンが掛けた電話から居場所を突き止めて来る。ティレルとヴォルクと名乗る男はネイトの罪を帳消しにする条件である任務を突き付ける。それは州南部の砂漠地帯、レッド . . . 本文を読む
コメント

「失踪者」 シャルロッテ・リンク

2024年06月04日 | 読書
「失踪者」 シャルロッテ・リンク 創元推理文庫 上・下巻 DIE LETZTE SPUR       浅野晶子・訳2003年1月10日。イングランドのキングストン・セント・メアリーに住む23歳のエレイン・ドーソンは、スペインのジブラルタルでの友人ロザンナの結婚式に出席する為、ヒースロー空港にいた。しかし霧の為すべての飛行機が欠航になりエレインは途方に暮れる。エレインは半身不随の兄の世話をずっとして . . . 本文を読む
コメント