しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「嵐の地平」  C・J・ボックス

2024年05月31日 | 読書
「嵐の地平」  C・J・ボックス  創元推理文庫   ENDANGERED    野口百合子・訳猟区管理官ジョー・ピケットの養女エイプリルが、意識不明の状態で発見された。頭を殴られ、道端に置き去りにされていたのだ。エイプリルはロデオ・カウボーイのダラスと駆け落ちしていたが、彼はかつて少女に暴行した疑惑があり、ジョーは交際に反対していた。だがダラスの両親から、彼は大怪我をして実家に戻っており、無関係 . . . 本文を読む
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「越境者」 C・J・ボックス

2024年05月28日 | 読書
「越境者」 C・J・ボックス  創元推理文庫   Stone Cold         野口百合子・訳ワイオミン、グ州猟区管理官の職を辞したジョー・ピケットは、ルーロン知事の意向で現場に復帰していたが新たな任務を与えられる。巨大製薬会社の跡取りスコギンズが失踪し、FBIは、州の辺境に住む富豪テンプルトンが前々から暗殺業を営んでおり、スコギンズを標的にしたのではと疑っていた。さらにスコギンズ失踪の前 . . . 本文を読む
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「発火点」 C・J・ボックス

2024年05月27日 | 読書
「発火点」 C・J・ボックス  創元推理文庫    Breaking Point    野口百合子・訳猟区管理官ジョー・ピケットの知人で、工務店経営者ブッチの所有地から、2人の男の射殺体が発見された。殺害されたのは合衆国環境保護局の特別捜査官で、ブッチは同局から不可解かつ冷酷な仕打ちを受けていた。逃亡した容疑者ブッチと最後に会っていたジョーは、彼の捜索作戦に巻きこまれ・・・・・・。大自然を舞台に展 . . . 本文を読む
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「超高層ホテル殺人事件」  森村誠一

2024年05月24日 | 読書
「超高層ホテル殺人事件」  森村誠一     光文社カッパ・ノベルズ  “アッ、人が落ちる!” 地上62階の超高層イハラ・ネルソンホテルの壁面にオレンジ色に輝く十字架のイルミネーション。その16階から1人の男が突き落とされた。総支配人・ソレンセンであった。問題の16階から逃げた者はいない。犯人はどこに消えたのか?密室殺人の謎は、意外な男女の関係を抉りだし、容疑者を示唆する。 . . . 本文を読む
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「イヴ&ローク54 名もなき花の挽歌」 J・D・ロブ 

2024年05月22日 | 読書
「イヴ&ローク54 名もなき花の挽歌」 J・D・ロブ  mirabooks   FORGOTTEN IN DEATH       新井ひろみ・訳解体工事中のビルのゴミ箱からシートにくるまれた女性の遺体が見つかった。彼女は界隈では顔の知れたホームレスで、ちょっとした悪事を見かけてはノートに書きつけ、警察に報告して日銭を稼いでいたという。捜査のため事件現場を見てまわっていたイヴだったが、今度は妊婦の白 . . . 本文を読む
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「この邪悪な街にも夜明けが イヴ&ローク22」 J・D・ロブ

2024年05月21日 | 読書
「この邪悪な街にも夜明けが イヴ&ローク22」 J・D・ロブ  ヴィレッジブックス    ORIGIN IN DEATH          小林浩子・訳2059年11月のニューヨーク。老齢の著名な美容形成外科医が、専用オフィスで心臓を刃物で刺されて殺された。防犯カメラには犯人とおぼしき美貌の女性の姿が映っていたが、その行方は杳として知れない。捜査に邁進するイヴたちは、被害者が何人もの若い女性を被験 . . . 本文を読む
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「この悪夢が消えるまで イヴ&ローク1」  J・D・ロブ

2024年05月20日 | 読書
「この悪夢が消えるまで イヴ&ローク1」  J・D・ロブ  ヴィレッジブックス(ソニー・マガジンズ)   NAKED IN DEATH    青木悦子・訳近未来のニューヨーク。ニューヨーク市警のイヴ・ダラス警部補は6時間前、事件で殺人犯の男を射殺。規則により、任務復帰の前に感情及び心理的負担の検査を義務付けられていた。しかしその規則を無視して次の事件の捜査担当を命じられる。それは『コード5』極秘捜 . . . 本文を読む
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「潔白の法則」 マイクル・コナリー 

2024年05月17日 | 読書
「潔白の法則」 マイクル・コナリー 講談社文庫 上・下巻 THE LOW OF INNOCENCE   古沢嘉通・訳高級車リンカーンをオフィス代わりにしている刑事弁護士、ミッキー・ハラーが殺人容疑で逮捕された。被害者の射殺体はハラーの車のトランクにあり、銃弾が彼の自宅ガレージで見つかったのだ。収監されたハラーは、自分自身を弁護する本人訴訟に臨む。 彼を救うため異母兄ハリー・ボッシュや元妻 . . . 本文を読む
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「ダーク・アワーズ」 マイクル・コナリー

2024年05月16日 | 読書
「ダーク・アワーズ」 マイクル・コナリー  講談社文庫 上・下巻 THE DARK HOURS         古沢嘉通・訳ブラック・ライヴズ・マター運動がロス市警にも逆風となった2020年。 深夜勤務刑事のバラードは二人組のレイプ犯(ミッドナイト・メン)を追って大晦日の警戒態勢に入っていた。年越しの瞬間に銃による殺人事件が発生し、薬莢から10年前の未解決事件で同じ銃が使われていることが . . . 本文を読む
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「ナイフをひねれば」 アンソニー・ホロヴィッツ

2024年05月15日 | 読書
「ナイフをひねれば」 アンソニー・ホロヴィッツ  創元推理文庫   THE TWIST OF A KNIFE         山田蘭・訳アンソニー・ホロヴィッツはダニエル・ホーソーンの殺人事件調査に同行して事件を記録した本を書いていた。しかし、3冊目で終わるにすると告げる。その翌週、ホロヴィッツが書いた戯曲『マインドゲーム』がヴォードヴィル劇場で上演された。地方公演でいい感触をつかんでのロンドンの . . . 本文を読む
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