「“It”と呼ばれた子」3部作の完結編。
デイブは空軍に入り、努力と苦労をしながら、希望の空中給油機のパイロットになる。
空軍勤務の中、父親の死に出会い、結婚、1児の父となり、離婚も経験する。
里親や里子の支援をしている人の話を聞き、自分も何かしなければという使命に目覚め、
自分の経験を活かして講演したり、本の執筆を始める。
母親に「なぜ?」を問い掛けるが、はっきりした回答は得られなかった。しかし . . . 本文を読む
「“It”と呼ばれた子」の続編で、フォスターチャイルド(里子)として過ごした、12歳から18歳までの話。
保護された後、デイビッドはこのまま「被後見人」になるか、母親の保護下に戻されるかの裁判に出席する。
混乱する気持ちの中で、「あの家には帰りたくない」としっかり発言し、デイビッドの里子での生活が始まる。
しかし、いつかは母親の元に返されるのではないかと怯え、自分が悪かったのではと責める。
反対に . . . 本文を読む
1973年3月5日、デイビッドは母親の虐待から保護される。
そして、過去を振り返る。
この本はアメリカで1995年の出版されている。
ディビッドは4、5歳の頃、突然母親から、「悪い子」と言われお仕置きをされ始める。
それは段々エスカレートする。
暴力をふるわれ、食べ物を与えられず、奴隷のように働かされる。
ガスレンジで腕を焼かれ、アンモニアや漂白剤を飲まさせ、命の危険にさらされる事もある。
かばっ . . . 本文を読む