しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「判決破棄 リンカーン弁護士」  マイクル・コナリー

2017年12月30日 | 読書
「判決破棄 リンカーン弁護士」  マイクル・コナリー  講談社文庫   上・下巻  REVERSAL       古沢嘉通・訳 24年前の少女殺害事件に対して出された有罪判決破棄および差し戻し。 DNA鑑定で被害者のワンピースについていた精液が服役囚とは別人のものだとわかったのだ。 刑事弁護士ミッキー・ハラーは、ロサンジェルス郡地区検事長の要請で特別検察官として勝算皆無の再審を引き受ける。 息詰 . . . 本文を読む
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「監視ごっこ」  アンデシュ・デ・ラ・モッツ 

2017年12月28日 | 読書
「監視ごっこ」  アンデシュ・デ・ラ・モッツ   ハヤカワ・ミステリ文庫     [geim]        真崎義博・訳 スウェーデン、ストックホルム。 31歳のヘンリク・ペテルソン(HP)は電車の中で小さくてスマートな携帯電話を拾う。 失業中のヘンリクはその携帯が売れるか使うか、機能を調べようとする。 すると突然画面に「ゲームに参加しますか?」の文字とその下に「YES」と「NO」のアイコンが . . . 本文を読む
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「ノエル ―a story of stories―」 道尾秀介 

2017年12月27日 | 読書
「ノエル ―a story of stories―」 道尾秀介    新潮文庫    4編からなる連作短編集。 「光の箱」 童話作家の卯月圭介が初めて物語を書いたのは小学校4年の時だった。 母子家庭で、学校で苛めに合い、母親には言えない寂しさから書いていった。 中学校でも苛めが続いたが、声を掛けて来た同級生の葉山弥生と一緒に絵本を作る事になる。 作り上げたのは『リンゴの布ぶくろ』で、圭介が初めて . . . 本文を読む
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「転落の街」  マイクル・コナリー

2017年12月03日 | 読書
「転落の街」  マイクル・コナリー  講談社文庫   上・下巻  THE DROP     古沢嘉通・訳 絞殺体に残った血痕。 DNA再調査で浮上した容疑者は当時8歳の少年だった。 ロス市警未解決事件班のボッシュは有名ホテルでの要人転落事件と並行して捜査を進めていくが、事態は思った以上にタフな展開を見せる。2つの難事件の深まる謎と闇! 許されざる者をとことん追い詰めていく緊迫のミステリー!    . . . 本文を読む
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「ナイン・ドラゴンズ」  マイクル・コナリー 

2017年12月01日 | 読書
「ナイン・ドラゴンズ」  マイクル・コナリー  講談社文庫   上・下巻  Nine Dragons       古沢嘉通・訳 かつて暴動が起きたエリアで酒店を営む中国人が銃殺された。 ロス市警本部殺人事件特捜班のボッシュは、事件の背後に中国系犯罪組織・三合会が存在することをつきとめる。 報復を恐れず追うボッシュの前に現れる強力な容疑者。 その身柄を拘束した直後、香港に住むボッシュの娘が監禁され . . . 本文を読む
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