しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「死ぬときはひとりぼっち」 レイ・ブラッドベリ 

2006年04月01日 | 読書
カリフォルニアのヴェニスの町、ヴェニス名物の海上遊園地が老朽化して、息絶えようとしていた頃。 「私」は短編小説が何篇か売れている27歳の小説家だった。 雨降りの夜、赤い路面電車の中、後ろに座った男が叫んだ。 「死ぬときはひとりぼっちだ!」 その男は次の停車駅で、まだ何か叫びながら降りていった。 怖くて顔も見られず電車を降りてから、普段飲まない酒を飲み、海上遊園地のある運河のふちを歩いていたら、運河 . . . 本文を読む
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