しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「素敵な日本人」 東野圭吾 

2021年10月28日 | 読書
「素敵な日本人」 東野圭吾  光文社文庫  9編からなる短編集。 「正月の決意」 地元の神社に、早朝の初詣に出掛けた夫婦は、賽銭箱の前に倒れている下着姿の男を発見する。 それはこの町の町長だった。 頭を鈍器で殴られた痕があり、刑事がやって来る。 ことの顛末を見ていた夫婦は、ある決意をする。 「十年目のバレンタインデー」 理由も分からず、別れを告げられて振られた作家の峰岸。 その相手、津田知理子 . . . 本文を読む
コメント

「チェス盤の少女」  サム・ロイド

2021年10月22日 | 読書
「チェス盤の少女」  サム・ロイド  角川文庫     The Memory Wood         大友香奈子・訳 チェス大会の会場で誘拐された13歳のイリサは、気づくと真っ暗な地下室で鎖につながれていた。 床をチェス盤に見立て、犯人に対抗しようとするイリサの前に、イライジャという少年が現れる。 そばの森でいつも遊んでいて、以前もこの部屋で別の少女に会ったという。 やがて現れた粗暴な犯人は、 . . . 本文を読む
コメント

「かがみの孤城」  辻村深月 

2021年10月21日 | 読書
「かがみの孤城」  辻村深月   ポプラ社     中学1年の安西こころは、雪科第五中学に入学するが、直ぐに同級生からの苛めが原因で学校に行けなくなる。 5月、自分の部屋で過ごすこころの部屋の鏡が突然輝き出し、その鏡を通してこころは別の世界へ行く。 そこはお城のような館で、狼に仮面を被った少女“オオカミさま”がこころを迎える。 その他にも6人の同じ年頃の男女がいた。 オオカミさまは集まった7人を . . . 本文を読む
コメント