しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「荊の城」 サラ・ウォーターズ 

2006年04月06日 | 読書
19世紀半ばのロンドン。17歳になるスーザン(スウ)・トリンダーは、下町・サザークのラント街でスリを生業にしていた。 スウの母親はスウが赤ん坊の時に人殺しの罪で絞首刑になっていた。 スウは盗品売買や孤児の斡旋をしていた、イッブス親方やサクスビー夫人に大切に育てられていた。 そのスウに、詐欺師・リチャード・リヴァーズ、通称〈紳士〉がある計画を持ちかける。 田舎の城館・ブライア城に伯父と使用人だけで住 . . . 本文を読む
コメント