しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「審判」 藤波瞬平一人芝居 

2016年02月29日 | 観劇
「審判」 藤波瞬平一人芝居   2016.2.24(水)~2.28(日)  SPACE梟門 作:バリー・コリンズ  訳:青井陽治 演出:三浦佑介(あサルとピストル) 主宰・制作・出演 藤波瞬平 第二次世界大戦中、7人のロシア人将校がドイツ軍の捕虜になった。 衣服を全て剥がれ、水の食糧もない修道院の地下室に置き去りにされた7人。 そのうちの1人、アンドレイ・ヴァホフは、今、被告人として法廷に . . . 本文を読む
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「警視庁追跡捜査係 刑事の絆」  堂場瞬一 

2016年02月27日 | 読書
「警視庁追跡捜査係 刑事の絆」  堂場瞬一    角川春樹書店 ハルキ文庫    大友鉄が何者かに後ろから撃たれ重傷を負う。 かつて強行犯係で同期だった追跡捜査係の沖田大輝は衝撃を受ける。 警視庁と近い、日比谷公園が現場だったにもかかわらず目撃者はなく、意識を回復した大友も犯人を見ていなかった。 追跡係の担当ではなかったが、西川大和と共に、犯人の割り出しを始める。 人に恨まれる性格ではない大友だ . . . 本文を読む
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「シャドウ」 道尾秀介

2016年02月24日 | 読書
「シャドウ」 道尾秀介   東京創元社    我茂洋一郎、咲枝夫婦と息子の凰介。 水城徹、恵夫婦と娘の亜紀。 家族ぐるみの付き合いがあった二家族、子ども2人も同じ年だった。 凰介が少学5年の時に咲枝が癌で亡くなる。 亜紀が心配して誘い、数日後にあった小学校の運動会に参加する。 当日洋一郎と凰介はお弁当を作り、両親が仕事で欠席した亜紀も一緒に食べようと誘う。 しかし亜紀は具合が悪いと帰ってしまう。 . . . 本文を読む
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「INNOVATION CLASSICS」 オーチャードホール

2016年02月22日 | 音楽
INNOVATION CLASSICS  TOMOMI NISHIMOTO × TOSHIHIKO TAKAMIZAWA 2016.2.20(土)21(日)  Bunkamuraオーチャードホール  指揮 西本智実 出演 高見沢俊彦 管弦楽 イルミナートフィルハーモニーオーケストラ 演奏曲 〈第1部〉 Takamiy Classics Fantasy ★ ヴィヴァルディ:「四季」より『夏』第3 . . . 本文を読む
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「薔薇の輪」 クリスチアナ・ブランド 

2016年02月19日 | 読書
「薔薇の輪」 クリスチアナ・ブランド  創元推理文庫   A RING OF ROSES           猪俣美江子・訳 ロンドンの女優エステラ・ドゥヴィーニュ。 彼女の人気は新聞に連載されている<スウィートハート日記>に支えられていた。 エステラが17歳の時に生まれた障害を持って生まれた娘、ドロレスの事を綴った日記だった。 ドロレスはウェールズの片田舎のちっぽけな農場で、エステラの友人ロ . . . 本文を読む
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「限界点」  ジェフリー・ディーヴァー

2016年02月17日 | 読書
「限界点」  ジェフリー・ディーヴァー   文藝春秋   EDGE         土屋晃・訳 コルティは連邦機関〈戦略警護部〉の警察官。 国防総省からの要請で、証人などから情報を引き出す〈調べ屋〉や〈消し屋〉からターゲットを守るのが任務。 〈調べ屋〉はターゲットを拉致し、拷問によって情報を引き出して殺すのを生業としている。 今回のターゲットで警護対象はワシントンDCの刑事ライアン・ケスラー。 . . . 本文を読む
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「悲嘆の門」  宮部みゆき 

2016年02月16日 | 読書
「悲嘆の門」  宮部みゆき   毎日新聞社 上・下巻 大学生の三島孝太郎は、先輩真岐誠吾の勧誘でネット社会の警備をする<サイバー・パトロール>のアルバイトをしている。 今は、連続猟奇殺人に関するサイトや書き込みをウォッチしていた。 同じアルバイトの森永は、ホームレスの失踪が相次いでいる事を気にしていた。 それを調べていた森永が失踪する。 三島は、森永が辿った後を追い、屋上にガーゴイルがある円形の . . . 本文を読む
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「ヒルダよ眠れ」  アンドリュー・カーヴ 

2016年02月09日 | 読書
「ヒルダよ眠れ」  アンドリュー・カーヴ   ハヤカワ・ミステリ文庫    NO TEARS FOR HILDA         福島正美・訳 ジョージ・ランバートは帰宅して、ガス・オーヴンで死んでいる妻ヒルダを発見する。 自殺と思われたが、ガスの栓にはジョージの指紋しか付いていなかった。 ロンドン警視庁のヘインズ警部は殺人として調査を始める。 ジョージのアリバイは曖昧で、その時女性と会っていた . . . 本文を読む
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「アノニマス・コール」  薬丸岳 

2016年02月06日 | 読書
「アノニマス・コール」  薬丸岳  角川書店    朝倉真志は3年前、ある事で警察を辞め、妻子とも別れる。 その小学5年の娘梓が誘拐される。 朝倉の携帯の番号を知らない筈の梓から電話が掛かった事で、誘拐を知る。 犯人は、朝倉や別れた妻奈緒美の生活状況の事にも詳しく知っているようだった。 警察に不信感を持つ朝倉は、警察には知らせず自分で犯人を捕まえようとする。 最初の身代金受け渡しの後、犯人の本当 . . . 本文を読む
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「怒り」  吉田修一 

2016年02月03日 | 読書
「怒り」  吉田修一   中央公論新社   上・下巻 八王子郊外の新興住宅地に建つ一戸建てで、共働きの夫婦が殺害される。 犯人は現場に6時間留まった事が分かっている。 室内の壁に血で「怒」の文字が書かれていた。 目撃証言から2日も経たずに、犯人の名前と住所が判明する。 山神一也。 指名手配されるが、事件発生から1年経っても逃走を続けている。 千葉の漁港、新宿、沖縄に身元不確かな過去を隠している男 . . . 本文を読む
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