しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「HHhH プラハ、1942年」  ローラン・ビネ

2019年02月21日 | 読書
「HHhH プラハ、1942年」  ローラン・ビネ  東京創元社     HHhH                高橋啓・訳 ナチのよるユダヤ人大量虐殺の首謀者で責任者であったラインハルト・ハイドリヒ。 ヒムラーの右腕だった彼は〈第三帝国で最も危険な男〉〈金髪の野獣〉等と怖れられた。 類人猿作戦と呼ばれたハイドリヒ暗殺計画は、ロンドンに亡命したチェコ政府が送り込んだ二人の青年パラシュート部隊員に . . . 本文を読む
コメント

「犯罪心理捜査官セバスチャン 少女」 M・ヨート&H・ローセンフェルト 

2019年02月19日 | 読書
「犯罪心理捜査官セバスチャン 少女」 M・ヨート&H・ローセンフェルト   創元推理文庫  上・下巻  DEN STUMMA FLICKAN     ヘレンハルメ美穂・訳 父親、母親、そしてふたりの息子。 その家では一家4人が無残な死体で発見された。 凶器は散弾銃、怪しい人物はすぐに挙がった。 違法狩猟をめぐって、殺害された一家ともめていた男がいたのだ。 だが、事件への関与を証明するのは困難。 . . . 本文を読む
コメント

「消えた子供 トールオークスの秘密」  クリス・ウィタカー

2019年02月18日 | 読書
「消えた子供 トールオークスの秘密」  クリス・ウィタカー    集英社文庫     TALL OAKS       峯村利哉・訳   誰もが顔見知りの小さな町トールオークス。 深刻な犯罪とは無縁のこの町で、嵐の晩に、三歳の子供が忽然と消えた。 全米の注目を集めたこの失踪事件は、住民総出の捜索でも警察の捜査でも、手がかりすら出てこない。 絶望に抗いながら捜し続ける母親。 そして、町の住民たちそれ . . . 本文を読む
コメント

「スケルトン・キー」  道尾秀介 

2019年02月14日 | 読書
「スケルトン・キー」  道尾秀介  角川書店    児童養護施設「青光園」で育った19歳の坂木錠也には怖いという感情がなかった。 それは心拍数が上がらないからで、「サイコパス」と言うと友人のひかるさんが教える。 錠也は、青光園を卒業する時にバイク便の会社に勤める。 その得意先の出版社「総芸社」の間戸村にその速さを認められ、専属で仕事をする事になる。 間戸村が依頼するのは、有名人の尾行などで、スク . . . 本文を読む
コメント

「マスカレード・ナイト」  東野圭吾 

2019年02月13日 | 読書
「マスカレード・ナイト」  東野圭吾   集英社      警視庁の委託を受けた民間団体が開設している「匿名通報ダイヤル」からの情報で発見された若い女性の遺体。 一見心臓麻痺と言う見立てだったが、巧妙に仕組まれた感電死と分かり殺人事件となる。 そして、警視庁に密告状が届く。 『犯人は12月31日、ホテル・コルテシア東京で開催されるカウントダウン・パーティに現れる』と。 この事件は捜査一課の矢口班 . . . 本文を読む
コメント

「犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨」   M・ヨート&H・ローセンフェルト 

2019年02月10日 | 読書
「犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨」   M・ヨート&H・ローセンフェルト  創元推理文庫 上・下巻 FJALLGRAVEN     ヘレンハルメ美穂・訳 道に迷ったトレッキング中の女性が偶然見つけたのは、泥に埋まった人骨だった。 山中に埋められた六人の遺体。 大人が四人、子どもが二人。 ずいぶん前に埋められたらしく白骨化していたが、頭蓋骨には弾痕があり、殺されたものと思われる。 早速トルケ . . . 本文を読む
コメント

「犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯」   M・ヨート&H・ローセンフェルト 

2019年02月08日 | 読書
「犯罪心理捜査官セバスチャン 模倣犯」   M・ヨート&H・ローセンフェルト  創元推理文庫 上・下巻  LARJUNGEN      ヘレンハルメ美穂 出張帰りの夫の目に飛び込んできたのは、縛られて首をかき切られた妻の死体。 その状況は、かつてセバスチャンがつかまえた連続殺人犯ヒンデの手口に酷似していた。 だが、ヒンデは服役中のはず。 模倣犯の仕業なのか? ある動機で、ふたたび捜査チームに加わ . . . 本文を読む
コメント

「オリジン」  ダン・ブラウン  

2019年02月03日 | 読書
「オリジン」  ダン・ブラウン     角川書店   上・下巻   Origin        越前敏弥・訳 宗教象徴学者のロバート・ラングドンは、スペインのビルバオ・グッテンハイム美術館にいた。 20年ほど前、ハーヴァード大学ではじめて教えた学生の1人、科学者のエディー・カーシュに招待されたからだ。 カーシュは40歳にして先端テクノロジーの第一人者として、科学の進歩についての予言をいくつも的中 . . . 本文を読む
コメント

「とらわれた二人 無実の囚人と誤った目撃証人の物語」  

2019年02月02日 | 読書
「とらわれた二人 無実の囚人と誤った目撃証人の物語」  ジェニファー・トンプソン‐カニーノ、ロナルド・コットン、エリン・トーニオ  岩波書店    PICKING COTTON Our Memoir of Injustice and Redemption         指宿信/岩川直子・訳   ノンフィクション。 1984年7月、ジェニファー・トンプソンは自宅に侵入した男に襲われレイプ被害を受 . . . 本文を読む
コメント