しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「カラヴァッジョの秘密」  コスタンティーノ・ダラッツィオ 

2018年05月25日 | 読書
「カラヴァッジョの秘密」  コスタンティーノ・ダラッツィオ   河出書房新社    Caravaggio Segreto         上野真弓・訳 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァジョ 1571年ミラノに生まれ、ローマで画家として名を残す。 1606年ローマを離れざるを得なくなり、ナポリなどに滞在。 1610年、ローマに向かうが到着することなく死去。 そんなカラヴァッジョの人生と作品 . . . 本文を読む
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「忘れられた花園」  ケイト・モートン 

2018年05月20日 | 読書
「忘れられた花園」  ケイト・モートン   東京創元社    上・下巻  THE FORGOTTEN GARDEN               青木純子・訳 1913年オーストラリアの港に着いたロンドンからの船。 すべての乗客が去った後、小さなトランクとともにたったひとり取り残されていた少女。 トランクの中には、お伽噺の本が一冊。 名前すら語らぬ身元不明のこの少女をオーストラリア人夫婦が引き取り . . . 本文を読む
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「砂」 ヴォルフガング・ヘルンドルフ 

2018年05月19日 | 読書
「砂」 ヴォルフガング・ヘルンドルフ   論創社      SAND   高橋文子・訳 北アフリカ、モロッコを思わせる都市が舞台。 街から離れたコミューンで強盗殺人が起こる。 侵入者アマドゥ・アマドゥがコミューンの住人を射殺して逃げるが捕まる。 中央警察署の刑事のポリドリオはフランスから赴任して来て2か月がたっていた。 同僚のカニサデスはこの国に馴染んでいたが、ポリドリオは馴染めないでいた。 そ . . . 本文を読む
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「穢れた風」 ネレ・ノイハウス

2018年05月17日 | 読書
「穢れた風」 ネレ・ノイハウス  創元推理文庫     WER WIND SAT       酒寄進一・訳 風力発電施設建設会社のビルの中で、夜警の死体が発見された。 一見、階段を踏み外したための事故死に思われたが、監視カメラに侵入者が写っていたことで、にわかに殺人の様相を呈する。 奇妙なことに、社長室のデスクの上になぜかハムスターの死骸が残されていた。 これは一体何を意味しているのか? 風力発 . . . 本文を読む
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「恋のゴンドラ」  東野圭吾

2018年05月15日 | 読書
「恋のゴンドラ」  東野圭吾  実業之日本社   7編からなる連作短編集。 里沢温泉のゲレンデを主な舞台にして、スノーボードをする男女の恋愛物語。 大きな事件はなく、男女間の問題を友人たちが解決しようとする。 里沢温泉、スキー場のパトロール隊員、根津も登場して大活躍。 男女間の問題はまず浮気。 そして好きな人とカップルになれない友人を何とかバックアップしようとする。 そんな軽い . . . 本文を読む
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「雪煙チェイス」  東野圭吾 

2018年05月11日 | 読書
「雪煙チェイス」  東野圭吾  実業之日本社文庫     東京、N町の静かな住宅街の1軒で、80歳の福丸陣吉が絞殺体で発見される。 目撃情報があり、3か月前まで犬の散歩のアルバイトをしていた大学生、脇坂竜実に容疑が掛る。 小杉、白井刑事が訪ねるが脇坂は留守だった。 玄関先で待っていると鑑識が来てドアノブの指紋を採取を始める。 現場の、隠された合鍵にあった指紋と照合すると言う。 その頃脇坂は、スノ . . . 本文を読む
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「天国の囚人」 カルロス・ルイス・サフォン

2018年05月10日 | 読書
「天国の囚人」 カルロス・ルイス・サフォン  集英社文庫      EL PRISIONERO DEL CIELO         木村裕美・訳 1957年、バルセロナ。 父の書店で働く青年ダニエルは、結婚間近の親友フェルミンの様子がおかしい事に気づく。 彼宛に不可解なメッセージを残す謎の男の来店もあり、友人を問い詰めると、フェルミンは自らの過去を語り始めた…。 18年前、監獄に収容さ . . . 本文を読む
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「天使のゲーム」 カルロス・ルイス・サフォン

2018年05月06日 | 読書
「天使のゲーム」 カルロス・ルイス・サフォン 集英社文庫    上・下巻  EL JUEGO DEL ANGEL              木村裕美・訳 1917年、バルセロナ。 17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。 1年後、独立したダビッドは、旧市街の“塔の館”に移り住み、執筆活動を続ける。 ある日、謎の編集人から、1年間彼のために執筆するかわりに . . . 本文を読む
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「罪責の神々 リンカーン弁護士」 マイクル・コナリー 

2018年05月04日 | 読書
「罪責の神々 リンカーン弁護士」 マイクル・コナリー   講談社文庫   上・下巻  THE GODS OF GUILT     古沢嘉通・訳 売春婦殺害容疑で逮捕されたポン引き、ラコースから弁護依頼を受けるが、被害者は何度も窮地を救ったことのある、かつての依頼人グロリアだった。 彼女が名前を変え、ロスに戻り、娼婦に復帰し、殺されていたとは驚きだった。 事件を独自に調査したハラーは勝利を確信し、 . . . 本文を読む
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「老いたる詐欺師」  ニコラス・サール

2018年05月02日 | 読書
「老いたる詐欺師」  ニコラス・サール  ハヤカワポケットミステリーブックス      THE GOOD LIAR           真崎義博・訳 インターネットを通じて知り合った老紳士のロイと未亡人のベティ。 お互い高齢の彼らは親睦を深め、共同生活を送ることになる。 だがそれはロイによる策略だった。 彼はこれまで数々の人間を騙し、陥れてきたベテランの詐欺師だったのである。 ロイは悠々とした老 . . . 本文を読む
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