しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「生首に聞いてみろ」 法月綸太郎  

2006年01月21日 | 読書
綸太郎は友人の写真家・田代周平の個展で、川島江知佳と出会う。 江知佳は石膏彫刻家・川島伊作の娘で、綸太郎と面識のある翻訳家・川島敦志の姪だった。 この日、伊作は娘をモデルにして製作した石膏像を完成させた後倒れ、帰らぬ人となる。 その石膏像の首が切断され持ち去られる事件が起こる。 それは、江知佳への殺人予告とも考えられ綸太郎は内々に調査を頼まれる。 疑わしいのは、以前江知佳にストーカー行為を働いた写 . . . 本文を読む
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「この愛の行方」1989米

2006年01月20日 | 映画
リンダとマイケルのスペクター夫妻は結婚生活10年を迎える夫婦。 シアトルの湖畔に住み幸福な生活を送っているが、子供に恵まれないことがただひとつの悩みだった。 2人は養子をもらうことを決意し、里親を捜しているルーシーと連絡を取り合う。 お腹の子供の父親はミュージシャン志望のサムだが、2人は正式な結婚はしていなかった。 お互いを気に入り、ルーシーはスペクター夫妻の街で出産する。 約束通り子供をスペクタ . . . 本文を読む
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「ロンリー・ブラッド」1985米

2006年01月19日 | 映画
ブラッド・ジュニアは義父とケンカをして、父ブラッド・シニアの元に行く。 ブラッド・シニアはトラクターの盗難など、法に触れる事で生計を立てていた。 その仲間になりたかったジュニアだが、一人前に扱ってもらえない事に不満を感じる。 ジュニアは独断で弟や友達とトラクターを盗み、見つかり逮捕されてしまう。 シニアと仲間はジュニアの口から犯罪が発覚する事を恐れ、先に釈放されたジュニアの弟と友達を撃ち殺す。 恋 . . . 本文を読む
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「天使のナイフ」 薬丸岳  

2006年01月18日 | 読書
桧山貴志の妻・祥子を盗みに入った13歳の少年3人に殺される。 少年法に守られ、事件の詳しい事も加害者の事も知ることが出来ず、その苦しみから 桧山は1度マスコミに「国家が罰を与えないなら、自分の手で犯人を殺してやりたい」と言ってしまう。 その後、桧山はその時生後4ヶ月だった娘の愛美を、愛情を持って育てる事で立ち直って来た。 そして4年後、桧山の勤める店の近くの公園で、加害者の少年のひとり沢村和也が殺 . . . 本文を読む
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「WHITE」 その2

2006年01月17日 | 観劇
1月16日(月)コロッケぱんチーム やはり2度観ると違う。 ストーリーを知ってからだと、観点も違ってくると言う事もある。 バオバブが正治達に話しかけている時、視線は常に三角を睨んでいた。そして、三角は怯えていた。きっと早くから三角はこの話しの流れを作っているのは自分だと気が付いていたのだと思う。 『WHITE』は色々なものの象徴なんだと思う。夢、憧れ、希望、未来、力、真実、誠。そして人との繋がりや . . . 本文を読む
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「偽りの館 叔母殺人事件」 折原一  

2006年01月16日 | 読書
昭和初期に建てられたレトロな3階建ての洋館で、「叔母殺人事件」が起こる。 犯人の名倉智樹は二重人格を認められ罪は問われず、入院中である。 ノンフィクション作家の卵の「私」はその洋館に住み、智樹の心理を知り、それをノンフィクションとして発表しようと考え実行する。 智樹は日記をつける習慣があり、警察は見つけ出せなかったが、その日記を探すのも目的のひとつだった。 小説は、「私」の1人称の語りと、智樹の . . . 本文を読む
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「暗黒館の殺人」 綾辻行人 

2006年01月15日 | 読書
1991年9月23日秋分の日、母親の49日の法要に九州熊本に来ていた江南孝明は 法要の席で叔父から聞いた、熊本の奥地にある中村青司が立てたと言う「暗黒館」を目指して車を走らせていた。 しかし、途中で地震に合い、車は車道を外れ木立にぶつかり壊れてしまう。 江南は歩いて「暗黒館」に向かう。 暗黒館は影見湖に浮かんだ島に建つ、外界から隔絶された舘だった。 なんとかボートで島に渡った江南は、何かに導かれる . . . 本文を読む
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細坪基佳LIVE 「NATURE OF YEAR 2006」 

2006年01月14日 | 音楽
2006.1.13(金)/14(土)  東京グローブ座 「NATURE OF YEAR」と銘打って毎年、1月に行われるコンサート。 ふきのとう時代には「謹賀新年コンサート」をしていたりで、その流れを継いだコンサートといえる。 だから、はじめの挨拶は「あけましておめでとうございます」 今回はスローからミディアムテンポのラブソングを中心の構成で、ゆったり、しっとり、静かに時間が流れていく、ちょっと大人 . . . 本文を読む
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「レディ・ジョーカー」 2004日本

2006年01月13日 | 映画
高村薫の同名小説の映画化。 業界最大手の日之出ビール社長・城山恭介が『レディ・ジョーカー』と名乗る5人の犯行グループによって誘拐された。 その5人とは、小さな薬店の老店主、中年のトラック運転手、信用金庫の職員、町工場の若い旋盤工、下積みのノンキャリア刑事。恵まれない境遇を生きてきた彼らは競馬場で知り合い、それぞれ異なった理由でこの犯行に至った。 これに対し、合田刑事ら捜査陣も早急に事件解決へ動き出 . . . 本文を読む
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「WHITE」 スタジオライフ

2006年01月12日 | 観劇
2006.1.7(土)~1.17(火) WESTEND STUDIO スタジオライフの新人公演 だが、 平成17年度 文化庁芸術団体人材育成支援事業        「次代を担う演劇人育成公演」 と言う冠も付いている。 <ストーリー> *ある高校の同級生、正治、岩波、坊の三人は廊下で立たされている時に、片思いのマドンナが図書館に行くのを見て、図書館に向かう。 しかし図書館にマドンナはいなく、変わり . . . 本文を読む
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