本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

現状

2011年03月15日 | 日々のこと
東京電力の原発の状態が刻一刻と変わるので、今夜もずっと情報を追い続けています。

日曜の段階で、母と電話で少し話すことができました。
公衆電話からだったのでこちらに通じたようです。
(電話ボックスには行列ができている様子でした)
短い会話で分かったのは、
家族は無事で、避難せず家にいるということ。
断水なので飲み水は給水所にもらいに行っていること。
食料のことでは、その日イトーヨーカ堂が営業していたが、コンビニは閉店していた、ということ。
親戚は大体安否確認ができたが、まだ連絡の取れない身内がいる、ということ。
被災地にいて苦難に対処している母の方が、よっぽど落ち着いていました。
(その度胸が、わたしには時々心配なんだけど)


余震や原発のことがあるので、3月11日から災害は現在進行形で、数時間前に連絡をもらえたからといって、もう大丈夫なんだと安心できるようなものではなく…。
かといってライフラインの問題もあって、被災地のほうでは身内に一度無事を知らせたあとは、たびたび連絡を取れる状態ではなく…。
今はやはり、情報収集に必死です。眠ったり外出したりするたび、変化を見逃してしまうようで怖い。
(夫には、あまり事態を把握していない方が、すぐ被災地に帰って手伝うのかと聞いてくるみたいですが、現在は交通網も麻痺している状態。例え帰れたとしても、日帰りできない距離でもあり、行けば被災地の食糧や水や毛布を減らすことになり、下手をすれば助けに行って被災者の方に面倒を見てもらうことにもなりかねません。つらいけど今は自制が大事!!実家のほうで多少なり態勢が整ったら、どんな助けがほしいのかよく相談して、行動しますから!と本当は言いたい)
大変、もどかしいです。
家族や友達、それに故郷のことを思うと、涙が出てしまいます。
でも、そういうのも自制しなければいけませんね。被災者の方が頑張っておられるのだから、こちらが弱ってる場合じゃない。
現実的に支える方法を考えたいと思います。

ただ…この未曽有の大災害でも、報道やコメントを見ていると、たまに、あんたは鬼かと思うような暴言や行動があったりするんですね。
そういうひとはごく一部なんだろうけど。
東京電力管轄の区域の方は、特に被害の大きい地域のことを思いやって、とても我慢強く計画停電の問題に対処して下さっているし。
日本人は、人間は、お互いに支え合って生きることができると思います。
某知事が評したようなもんじゃないです。(この災害が天罰だなんて、小説家とも思えぬ想像力の欠如した発言。さすがに腹に据えかねた)

もう気持ちは引っ越しどころじゃないのだけど、夫が取り急ぎ帰ってきてくれたから、とりあえず私たちのほうはなんとかなるかと思います。
(…夫はわたしを助けるために帰ってきてくれたのだと思うけど、こちらはなんか、夫にすがるというより、夫の面倒を見てあげなくちゃいけないから、もっとしっかりしなきゃ駄目だな、という気分になるのでした。わたしにとっては子供みたいなもんだな)
迅速に引っ越しを終えてから、実家のために自分にできることをする。それしかないですね。