本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

蕗の煮物とアボガドサラダ

2006年03月21日 | 美味☆礼賛

夫婦二人分の夕食は、控えめな量で充分だと知りつつも、
つい煮物はどーんと作ってしまいます。
鍋いっぱいに野菜を入れて、ことこと煮るのが楽しいの。
いつも4~5人分は作っているのかも。
残りは大概、翌日の朝や昼にわたしが食べ、
その夜にもおかずとして食卓に並べます。
(自分が作り手になってから、
何食同じものが続いても平気になってしまいました…)



これは、この間作った蕗の煮物の写真です。
ほかに鶏モモ肉、糸こんにゃく、車麩が入っています。
蕗を直炒めじゃなく、ちゃんと下茹でしてから使ったのって、初めて。
皮をむく作業がノスタルジックな感じで面白かった♪
味付けを間違って、できてすぐはやや薄味でしたが、
あとで一人の夕食のために、お醤油足して煮返したら、
そりゃもー美味しくて!ああ、日本の味だっと幸せになりました。



その日は完熟アボカドがスーパーで売っていたので、
アボカドサラダも作ってみました。
とろーりアボカド、刺身用ゆでだこ、トマト、
パプリカ、きゅうり、スライス玉ねぎが入っています。
ドレッシングであえて、冷蔵庫でしばし馴染ませるだけ。
デリ風アボカドタコサラダには、及ばないけれど。
これはこれで美味しかったです。
(こういうシンプルな料理には、ドレッシング自体を選ぶべきですね)
昔、羽田空港のデリで食べたサラダ、もう一度食べたいな~。
日本のお母さん的おかずも美味だけど、
お洒落なご飯も作れるようになりたいものです。


図書館で借りました:3

2006年03月21日 | 

今回は、文字少な目。
写真やイラストが豊富な本ばかりです。
無意識に癒しを求めていたのかもしれないですね。
きっちり読もう、と構えることなく、
ページをめくりながらにっこり、という感じでした。 

『ペンギンゴコロ』さかざきちはる 文渓堂 1998
『ペンギンスタイル』さかざきちはる 文渓堂 1999
『ペンギンジャンプ』さかざきちはる 文渓堂 2000

Suicaのペンギンで有名なさかざきちはるさんの、
可愛い絵本です。(大人の女性向きかな?)
一作目はひとの心をペンギンになぞらえていて、
ちょっと不器用で健気な感じが共感を呼びます。
そうよね、わたしもよちよち頑張ってる、と思いました。
二作目になると、ぼくの好きな“君”をペンギンに例えています。
ほのぼのとしたユーモアに包まれた、
素敵なラブストーリーになっていて、一番好き。
三作目は、人間社会に進出した働くペンギンたちのお話。
何しても可愛いペンギンたち。
ウェイターにも、スポーツ選手にも、サラリーマンにもなっているけど、
さかなを貰って、ものすごく嬉しそう。
根本的な所は変わっていないらしいです(笑)。

『115人のペンギンたち』金森三千雄編 恒文社 1997

また、ペンギン本であります。
115人のアーティストが描いた、ペンギンづくしの画集。
わたしのペンギンイメージは、
「可愛い」「とろい」「一見どじなようで、やるときはやる」です。
環境問題に絡めたりとか、作家さんそれぞれに味があるけど、
あの体のフォルムといい、ポーズといい、
やっぱり可愛い、可愛すぎるペンギンたち。
個人的には、小澤摩純さん、狩野富貴子さんのペンギンが好きでした。

『いつでもどこでもネコ町物語…ナーゴ』モーリーあざみ野 NHK出版 2001

猫福祉の充実した架空の島ナーゴ。
そこに住む猫たちそれぞれのエピソードが、
ふわっふわの毛並みが見事なイラストと共に紹介されています。
町ぐるみで大事にされている猫たち。
家猫も自由猫も、城猫(観光名所に住んでいる子たち)も気ままに動けて、
人間も何はばかることなく、猫を愛することができる。
こんな町があったらいいのにね!と思いました。
この世の天国だろうな~(猫好き限定)。

『シュタイフ・アニマルズ』飯田尚子文・構成 小学館 2005

シュタイフ社で出したぬいぐるみを、動物図鑑方式で並べた写真集です。
結構リアルなつくりのぬいぐるみたち。
凝りに凝っている製作者の心意気が素晴らしいです。
凛々しいきりんや、つぶらな瞳のぶた、
えへん、という感じのヒトコブラクダ、あどけない子羊などは、
さらって逃げたいくらいの可愛らしさ。(きっとプレミアものでしょうね)
でも、クモとかカタツムリとかニシキヘビとかは、
明らかに幼児対象じゃなくコレクター向きでしょう。
あんなのポンとプレゼントされたら、子供泣くよ(笑)。
あげるならノーマルにテディベア、だろう。やっぱり。

『ターシャ・テューダーのドールハウス―ミニチュアの世界』
ハリー・デイヴィス著 ジェイ・ポール写真 文藝春秋 2000

自分スタイルの生き方を楽しむターシャお婆さん。
1830年代の暮らしを実行する一方で、
我が家を模したドールハウス作りも続けています。
サディアスとエマという人形夫婦の住まいは、
いきいきとした生活の空気に満ちていて、
これも発展していくひとつの世界だな、という感じです。
家具も小物も、実に細かくて、丁寧に仕上げられているのです。
台所用品も書斎の豆本も、小さいのに完成度が高く、すごいです。
なんでも、ターシャお婆さんの子供たちは、
幼い頃、「スズメの郵便」で人形たちと文通をしていたとか。
(手紙が人形サイズ!)
その思い出が羨ましいです。
ターシャお婆さんの場合は、自らのライフスタイルを投影している訳だけど、
なかなか考えるようにうまく決まらないインテリアとか、
憧れる生活様式とか、ドールハウスで実現してみたいものですね。
お人形のエマのドレスが、華やかというより優雅で、素敵なの!