本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

自家製おかゆ定食

2006年02月15日 | 美味☆礼賛
胃弱向きメニュー(笑)。
ちょっとおなかが、いたたた…だったものですから。
鍋でおかゆを炊いてみました。
塩だけでシンプルに味付け。
(いつもは、たまご粥や中華粥が多いです)

そして京みやげのお漬物。
紅蕪の千枚漬けは、少しぴりりと辛くて、その中にじんわり甘みが。
山芋のお漬物は、さくさく、あっさりしていて、超美味い♪

卵焼きは、夫好みの甘くないものを作りました。
(簡単に、お醤油と塩とだしの素で味付け。
 わたしは甘~いのが好きで、食べきれる気分の時は両方作るのです)

お代わりしたいほどうま!うま!でしたが、
明日の胃腸のために、必死で我慢です。

(夫いわく、自然薯の方はやっぱりうまい。紅蕪はおいしかったけど甘めだった、ということです)

とほほな奥さん。

2006年02月15日 | 日々のこと

昨夜、日本一辛い黄金一味を夫が味見して、
ひーっ!という顔をしました。

「ほら、桜雪ちゃんも少し舐めてごらん、辛いから」と言うので。
蓋の裏についた粉を右手でちょこっと触ったら、
「いや、もうちょっと」と無理やり左手の指に撫で付けられまして。
仕方ないのでそれを舐めて、同じく、ひーっ!となりました。

その後、ブログを見ていたわたし。
そんなことは忘れていたのです。
左手で、左目をこすっちゃった!
もう、どえらい騒ぎ。

 熱くなってひりひりして、
慌てて顔を洗い目を冷やし、数十分。
なにしろ、日本一辛いのですよ。
一時的に左目は開かなくなるし、涙は出てくるし。

 濡れタオルでしばらく押さえていたので、
 眠る頃には楽になりましたが。

 とほほ…です。

その前の晩も、京都土産などでご馳走三昧の挙句、
 食べ過ぎて胸焼け。
(食事回数を減らし、大田胃酸を飲んで、
昼間もなるべく横になって寝て、今日、ようやく治まりだしました)

この場合、やつあたりされるのは  夫です。
だって夫が指に付けたんだもん、とか。
だって夫が出したものを食べないからいけないんだもん、とか。
(主婦の方、残り物を一手に引き受ける苦労、
分かってくださいますよね)

自分がドジなことは事実なのですが、
あまりに間抜けすぎて責任転嫁したいのです。
ごめんなさい、夫…。
でも内心笑っちゃう時もあるんじゃないのっ?!


『アーミッシュの贈り物』

2006年02月15日 | 

スローライフに憧れがあって、手にしました。
しかし…駄目です。
わたくしは怠惰すぎて、アーミッシュの主婦にはなれません!

 アーミッシュはキリスト教の宗派のひとつで、
信徒たちは電気などの近代文明を拒み、
昔ながらの生活を固持しています。
主に農業で暮らしを立て、どこへ行くにも馬車を使います。
この本には、ペンシルバニア州に住むアーミッシュの生活と、
アーリー・アメリカンの文化が描かれているのです。

読む前は、アーミッシュの人々は、
孤立したコミューンか何かに住んでいるのかと思っていました。
自給自足で、他の人々とは隔絶しているのかと。
イメージは『大草原の小さな家』。開拓者の姿です。

ところが、ここダッチ・カントリーでは、共存されてるんですね!
現代的な生活をしている人々と。
近代建築とアーミッシュの家が混ざり合っているんだって。
へえーへえーへえーです。

子沢山で、家族の絆が強くて、
お互い助け合いながら家の仕事をこなしている、
というところは想像通りだったけど。
アーミッシュ以外の生活を選べない訳じゃない、
という話にもびっくりです。
若者はこっそり他の世界も覗いてみるんだって。
90パーセント以上がアーミッシュであることを選ぶそうだけど。
(その代わり、一度選んだら戒律は厳しいのだそう)

 電気機械を使わない農業と家事。
今では考えられないですね。
日本もちょっと昔はそうだったはずなのに。
畑仕事も大変そうだけど、主婦の仕事がいっぱいで、
趣味の欄にお昼寝と書きそうになるわたしには、
絶対向かない、と思いました。

掃除も洗濯も炊事も、全部電気なしでしょう?
(ただでさえ苦手なのに)
水道使わないから、井戸水汲んでこなきゃならないし。
電子レンジもガスコンロもないから、料理は薪のオーブンだ…。
食後にデザートを出すから、パイやケーキは週二十~三十個焼いて。
洗濯とアイロンがけは大家族のものをまとめて月曜に。
…って、本当、無理だ。
現代の機械文明にすっかり侵されているよ!

それと、質素で合理的なものを使うという主義主張から、
お洋服は無地で飾りが無いもの
(ボタンもベルトも駄目なんだって)しか着れない、
というのも虚栄心を捨てきれない身にとっては淋しい。
やはり確固とした信仰に支えられていないと、
こうした生活を続けるのは難しいでしょうね。
平和主義から戦争に反対して、
政府から圧力をかけられた時期もあると言います。
生半可な気持ちではできない、厳しい暮らしです。

でも、アーミッシュの方の、
そんなに急ぐ必要はないんだよ”というメッセージには、同感でした。
わたしたち、自動車や携帯電話などの文明の利器を駆使して、
たいそう便利に暮らしていますが、
どうしてこんなにがつがつ生きているんでしょう。
昔と比べたら時間は充分節約できているはずなのに、
心に余裕が足りないのはなぜ?
(西之園萌絵でしたっけ、
“携帯電話?そんなプアーなものは持ちません”と言い放ったのは
生きるって、もっと素朴なことだったんじゃないかしら。。。
 
大切なところで手間暇を惜しまない、ということ。
時間に追われているうちに、迷子にならないこと。
たまにはそんな風に足元を見つめることも大事だな、と感じました。

ところで著者のダンクル氏は、
“ステラおばさんの手焼きクッキー”のお店に携わっている方なんですね!
出身地のペンシルバニア・ダッチ・カントリーについて、
紹介して下さった訳ですが。
アーミッシュの暮らしに感心したところで、
クッキーはお店に買いに行けばいいの?
手作りにしたらいいの?
と少し悩むわたくしです。はい。

『ペンシルバニア・ダッチ・カントリー アーミッシュの贈り物』
ジョセフ・リー・ダンクル 主婦の友社 1995