三谷作品です。
前評判は、芳しくないようですが。
お客さんは、10人ぐらい。
主演は、長澤まさみさん。
ネタバレを含む感想を書きます。
著名な詩人の妻・スオミが行方不明。
依頼を受けた刑事は、スオミの元夫。
スオミは、なんと5回も結婚をしていたのです。
それはそれで、ビックリ。
夫たちが集合。
夫たちが語るスオミは、皆、別人。
一番違和感があったのは、三番目の夫・宇賀が語るスオミ。日本語をしゃべることができない中国人という設定。
意味わからず結婚とかあり得ませんよね。
場所は、ほとんどが、著名な詩人の豪邸内で描かれます。
身代金を運ぶのに、セスナ機内というのも、少しありましたけど。
スオミを演じた長澤さんの次にメインだったのが、4番目の夫・草野を演じた西島秀俊さん。その部下である小磯を演じた瀬戸さん、思わず、『鎌倉殿の13人』を思い出してしまいました。あの大河でも、今作のようにお笑い担当でした。
それから、同じく『鎌倉殿の13人』に出演していた宮澤エマさん。スオミの同級生で、ずっとスオミのそばにいて、今回の事件を発案した人物。
二人の存在が、映画の雰囲気を楽しくしていました。
長澤さんによる長澤さんのための映画でした。
スオミの母親役まで演じていて、演技力あるなあと感心しました。
サスペンスとはいえ、死人がひとりも出ないのは、安心して観られます。
映画としては、どうなのでしょう。
特に感動場面もなく。
終わりの全員によるダンスは、何だったのでしょう。
舞台なら、楽しかったで終わっていたと思います。
映画の評価 70点