大きな転びから、1年10か月。
長い長いトンネルから、いまだに、抜け出せずにいます。
転んだとき、こんなに長い間、転びが続くとは思っていませんでした。
年月が経つと記憶は薄れます。
でも、この転びの痛手は、年月が経つほど、大きくなり、立ち上がれそうにないと思わせるのです。
60年近い人生において、これほどの屈辱感を味わったことは、ありません。
転機になるかも知れないできごと、私なりに動いてみましたが、みごとに撃沈しました。
そして、努力が報われなかったこと、想いが伝わらなかったことで、一層落ち込みました。いや、落ち込んでいます。
再び、精神的な病になっていると自覚しています。
ちょっとしたことで、涙があふれます。
しかし、周りの人たちのサポートによって、少しずつ浮上しています。
これからどうなるのか、このまま、転んだまま人生を終えることになるのか、不安でいっぱいです。
それでも、生きていかなくてはと思います。
人生を楽しまなくてはと思います。
誰もが、大なり小なりの悩みを抱えているものです。
自分だけが不幸を背負い込んでいる気分になりますが、それではいけないと思うこの頃です。
同じ転びを経験した人と話ができれば良かったのにと思ったりします。
今のところ、私の周りには同様な辛い想いをした人は、みあたりません。
それは、私の周りの人たちは、幸せな人生をおくっている人が多いということで、喜ばしいことだと思います。
自分の人生を全否定されたようなこの転び、立ち上がる道は、果てしなく遠いです。