金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

白黒印刷になったプリンターを削除・追加で修復

2022年02月25日 | デジタル・インターネット
 10日程前から自宅のプリンターでカラー印刷ができない状態が続いていました。もっともそれほど印刷する機会もなかったので放置していたのですが、登山で使う地図を印刷する必要がでてきたので修復にチャレンジすることにしました。
 私が使っているプリンターはBrotherのDCP-J582Nという機種です。検索エンジンで「Brother カラー印刷 できない」と検索するとOS側の問題で不具合が起きることもあるのでプリンター削除して、再追加すると修復する場合もありますとヒントがあったので早速実行してみました。
 するとちゃんとカラー印刷ができるようになりました。
 助かりました。
 原因は不明ながら、Windows11にアップグレードした影響がでたのかもしれません。
 余談ながらBrotherのプリンターは以前使っていたキャノンより安くて不具合を起こすことはほとんどないので評価していました。今回も手間をかけずに修復できたので「コストパフォーマンス良好」という評価を続けます。
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ロシアのウクライナ侵略後に米国株が反発した背景は?

2022年02月25日 | 投資
昨日(2月24日)の米国株式市場は、ロシアのウクライナ侵略のニュースに値を下げていたが、バイデン大統領が追加制裁を発表したこともあってプラスに転じて幕を引くことができた。S&P500は1.5%、ナスダックは3.3%、ダウは0.3%のプラスだった。
 もっともその後の先物市場では株価先物は値を下げているので、昨日の動きだけで相場の底に達したと判断するのは早計だろうが。
 昨日の株価反発はハイテク銘柄が牽引しているが、私なりに反発理由を推測してみた。
 まずロシアのウクライナ侵攻の可能性が高まった時、投資家は理由を考えずにリスク資産である株を売った。まず売ってから理由を考えようという対応だ。
 また今年は年初からインフレ懸念とそれに対応すす連銀の政策金利引き上げに備えてキャッシュポジションが高まっているので、底値買いをする力はたまっている。
 さてロシアの状況を見ると、西側諸国の経済制裁発表を受けて、MOEX(モスクワ証券取引所)指数は一時半値に下がり、引けでは1/3値を下げた。ルーブルは対ドルで8%値を下げ、モスクワの銀行には預金封鎖を恐れてATMに並ぶ人が長蛇の列をなした。
 西側諸国の経済制裁がロシアの経済や一般人の生活に深刻な影響を与えているというニュースは、ロシア内の反戦機運を高め、紛争を解決に向かわせるのではないか?という期待を抱かせるものだと私は感じた。
 また連銀の政策金利引き上げも過激なものではなく穏当なものになるのではないか?と推測する投資家が増えている。前日まで3月に0.5%の利上げを予想する人は34%だったが、昨日は13%に減ったとWSJは述べている。
 また「歴史的にみれば軍事的緊張による株価下落は一時的なもので長続きしない」という経験則を少し落ち着いた投資家が思い出していることもプラス材料だったろう。
 だが歴史は単純には繰り返さない。西側諸国の経済制裁に苦しむロシアが中国に援助を求め、中国が全面的にそれに応じるようなことになると紛争は短期で片付かない可能性もある。
 
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「侵略」を意味する英単語の多さは侵略の歴史を物語る?

2022年02月23日 | ニュース
 昨日(2月22日)の米国株はロシア軍がウクライナ国境近くまで展開したことを受けて大幅に下落した。S&P500は1%下落して今年1月3日につけた高値から10%下落したのでコレクション入りしたとWSJは報じていた。
 その記事の中でちょっと興味を引いたのは、バイデン大統領が制裁措置に関する発表の中でロシアのウクライナへのIncursion(侵攻)をInvasion(侵略)と呼んだという一文だった。
 ウエッブ辞書の英辞郎を見るとincursionには「外国領土への侵略」という説明があり、invasionには「武力による他国への侵入、侵略」とある。これだけでは違いが分からないのでWikiDiffで違いを調べてみた。
 そうするとInvasionは「占領あるいは政権交代を目標として他国の支配地域に侵攻する軍事行動」でありincursionはaggressive movement into somewhereと説明されていた。aggressive movementは積極的な行動であり、軍事行動以外にも使われる。たとえば海外進出などに積極的な経営を指す場合もある。
 以上のようなことから、軍事行動についてはincursionは単発的な攻撃による他国領土への侵攻であり、invasionは占領等の明確な戦略目的を持った侵攻を指すということが分かった。
 ところで侵略や攻撃に関する英語は多い。 Attack,raid,aggression,assult,intrusionなどだ。
 あるものに関する語彙の多さはそのものに関する関心やかかわりの度合いとリンクしていると言われている。魚をタンパク源としていた日本では魚の種類や部位に関する単語が多く、肉を主食としてきた英語圏では家畜や肉の部位に関する単語が多い。
 この論法でいうならば、ギリシア・ローマ時代から他国との戦争、侵攻、侵略、征服を繰り返してきた欧州とその近隣地域では、広義の侵略に関する語彙が豊富であり、島国にあまり他国から侵略されることがなかった日本では侵略に関する語彙が少ないのかもしれない。
 もっともこれは言語学の門外漢による単なる思い付きに過ぎませんが・・・
 ただひょっとするとロシアにしろウクライナにしろ我々には分かり難いモチベーションで動いているのではないか?と感じることもありますね。
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プーチンの野望はウクライナを越えている?

2022年02月22日 | ニュース
 昨日(2月21日)プーチン大統領は親ロシア派が実効支配するウクライナ東部の独立を承認したことを受けて株価は下落している。今日の日経平均は一時500円以上値下がりした。昨日アメリカは休日(ワシントン大統領誕生日)だったが、先物市場ではダウが400ポイントほど下落している。
 ウクライナを巡る紛争が長引く可能性が高まったので投資家がリスク資産を売り、安全資産を買う動きを高めたのだ。
 ひょっとするとプーチン大統領が今回のウクライナを巡る紛争を通じて得ようと思っているものが、ウクライナの一部をロシアの勢力圏に置いたり、ウクライナがNATOに加盟することを阻止する以上ものではないか?と考え始めた投資家が増えているのかもしれない。
 WSJにプーチンの野望を示唆する記事があった。
 Putin's Endgame: Unravel the post-cold war agreements that humilitated Russia「プーチンの大詰め:ロシアにとって屈辱的な冷戦終了時の合意事項を解きほぐすこと」だ。前文は「モスクワの軍事力はウクライナを脅しているが、より大きな懸賞金はロシアの影響力を東欧全域で回復することだ」と述べている。
 記事はソビエト崩壊時の駐モスクワ英国大使だったロドリク・ブレスウエートの「ソ連の崩壊時の屈辱、NATOの拡大、ロシア・ウクライナの歴史的関係に関する見方はプーチン大統領特有のものではなく、多くのロシア国民の感情でもある」と述べている。
 ロシアはNATOの勢力拡大の抑制を求めるだけではなく、1997年以降NATOに加盟した東欧諸国からアメリカ軍の撤退も要求している。
 一方記事はもしロシア軍がウクライナに侵攻すればロシアが勝つだろうが、敵対する民衆を征服することは泥沼状態を生む可能性が高いという西側の軍事評論家のコメントを紹介している。
 これまでジョージアや2014年のウクライナ紛争でプーチンは目指すものを手に入れてきた。
 だがもしロシアの影響力を旧ソ連圏で回復しようとするとそれは目標が高過ぎると私は思う。だがプーチンは要求範囲をどこまでに抑えれば良いかを知っているかどうかが気になるところだ。

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スマートホームを進めるならMatterの動きを見よう

2022年02月20日 | デジタル・インターネット
 スマートホーム、賢い家とはIoTやAIを活用してエアコン、テレビなどを音声操作したり、照明を自動制御して省エネを目指す仕組みだ。ユーザーの音声を聞き取って家電に命令を伝達するハブがAmazon EchoやGoogleのNest Wifiだ。
 上手に使うとリビングにゴロゴロしているテレビ、ビデオ、エアコン、照明などのリモコンを一つにまとめることもできるそうだ。
 「できるそうだ」と書いたのは私自身試していないからだ。またスマートスイッチを使うと扇風機などリモコンのない家電のOnOffも行うことができるということは知識として知っている。
 でも「小まめに体を動かした方が健康に良いから」などの理由でスマートホームにはほとんど取り組んでいない。
いや正確にいうと2年ほど前エアコンを買い換えた時、スマートフォンでエアコンをオンにしたりオフにしたりできるメーカーのアプリを入れたことがあった。これは猛暑の夏、外出先から帰る前にエアコンをつけておくことができるので便利だと思ったが、メーカーアプリが頻繁に本人認証などを聞いてくるので煩わしくなり止めてしまった。
 そんなことで我が家はまだスマートホームではない。そしてこれは私の推測なんだけれど日本ではまだスマートホームはほとんど進んでいないのではないだろうか?
 そして推測をたくましくすればスイートホームの本場アメリカでも普及は足踏みしているのではないだろうか?
 だがそのアメリカでスイートホームの普及が進みそうだと思うニュースがあった、それはアマゾン、アルファベット(グーグル)、アップルがMatterという共通規格を使って、彼等が提供する器材の互換性を高めるという話だ。
 例えばエアコンはAmazon Echoに繋ぎ、ドアカメラはNest Wifiに繋いでいた人はエアコンを操作する時は「アレクサ」と話しかけ、ドアカメラには「OKグーグル」と言っていたが一つの命令で事が済むようになるらしい。
 アップル、アマゾン、アルファベットというインターネット業界の巨人が組めば便利なものができる可能性は高いと思う。
 もしこれからスマートホームを進めようと考えている人がいればMatterの動きはチェックしておくべきだろう。
 なお私自身は今のところすぐにスマートホームを実行しようとは考えていないけれど、体を動かすことに不自由を感じた時は必須のツールだと思う。
 家の内外に監視カメラを置いたり、カーテンを電動で開けたり閉めたりできると便利だと思う。
 高齢化が進む日本ではスマート家電などが普及する余地は大きいと思う。
 ベンダー、ユーザーともに勉強はしておきたいと感じた次第。
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